その手を握るとき

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食べてる間も
食べ方小動物みたいですね
ハムスターみたい、可愛い、
なんて事を優しい笑顔で言うものだから
終始下を向いたまま食べ続けた









何とか食べ終えるとジョングクくんの
スマホのカトク通知が鳴った









優しい笑顔からパッと無表情になり
スマホを弄るジョングクくん









こんな直ぐに笑顔から無表情になる人
初めて見たかもしれない









ジョングクくんの横顔をじっと見つめてみる。
すっとした鼻筋にくっきり二重な目
本当に綺麗な顔をしてるな…




ジョングクくんは彼女いないのかな？









そんな事を思いながらジョングクくんの事を見ていると聞いた事のある笑い声が
下のグラウンドの方から聞こえた


























そっちを観るとそこには
凄く楽しそうに笑い合い校門へと向かう
テヒョナとルナちゃんの姿があった





















頭がぐらぐらと揺れる感覚に襲われる









早退して何処に行くんだろう
何をするんだろう









あぁ、もう私限界なのかもしれない









自然と拳をぎゅっと握った時だった









JK「あんなにくっ付いて歩いて、ちゃんと歩けるんですかね？」









そんな事を無表情のまま、いや、無表情より冷たい感情が無い顔で2人を見下ろしながら呟いたジョングクくん









「、そ、だね。」









JK「もしかして、あれAヌナの彼氏ですか？」









なんで分かったの？
びっくりしてジョングクくんを見つめると、彼は2人をじっと見つめたまま呟いた








JK「ヌナの顔見てれば分かりますよ。」









「そ、か…」









JK「Aヌナ。しちゃいましょうか、」








2人から視線を離し私を見つめ呟いたジョングクくん。






薄っすら笑い私を見つめる瞳にドクッと心臓が変な音を立てた。






「な、にを？」









JK「浮気。しちゃいましょう。」









そう妖艶に薄っすら笑いながら呟くジョングクくん。私はそんな彼から目が離せなくなる。


心臓がドクドクと凄い速さで動くのが分かった









JK「どうします？俺としますか浮気」









ゆっくり私に近づき手を伸ばすジョングクくん。





ミンジに言われた言葉を思い出す







浮気しちゃえば？









テヒョナは…私が浮気したらどーするのかな。



そんな事を思っていると
ジョングクくんの手が私の右頰を包んだ。

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