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ページ35

『相変わらずバレー部のマネージャーですよ〜』

「青葉城西だっけ。すげぇなお前」

『まぁ幼なじみの影響だけどね』

いただきまーす。そう言って熱々の肉まんにかぶりつこうとしたその時。


「肉まん!!!」

誰かが店内に飛び込んできた。

いや。第一声が肉まんて。挨拶じゃねぇんだから。

そんな事を思いながらなんとなしに後ろを振り返る。

視界に飛び込んできたのは太陽と見紛う程のオレンジ。眩しくて思わず目を細めた。



「もう肉まんは終わりだー」

けいちゃんの言葉にその男の子はあからさまにシュンと肩を落とした。

手に持っている魅惑の肉まんに視線を向ける。

…。

…。

…はぁ。

軽くため息をついて私はその子に声をかけた。

『そこのオレンジの子』

「お、俺っスか?」

くりくりとした丸い目がこちらを向く。

あれ。なんかビビられてね?何もしないよ?さすがに。


『肉まん半分いる?』

「うぇっ!!」

途端にその子は目を泳がせ始めた。

分かりやす。あからさまに食欲と理性の狭間で揺れ動いてますって感じ。

「あ、あの、でも、もう一人いて」

『ふーん。ま、いいよ。私も奢ってもらっただけだし』

「自覚あんのかよ」

『ほい、三分個』

「おい無視か」

いい度胸してんじゃねぇか!なんて騒ぐけいちゃんをスルーして、三分の一に千切った肉まんをオレンジ君に差し出す。

「ふおおおおおお!!!」

『ほいもう一つ。友達に渡してやって』

「はい!!あ、あざス!!」

おお。目めっちゃキラキラ。犬みたいで可愛いこの子。

なんて思っていると、突然店の扉が音を立てて開いた。


「おい日向テメェ先行ってんじゃねえ!!」

「影山が忘れ物したからだろ!!」

「んだと!!…ってお前なんだよその肉まん」

「あの人がくれた!!さんぶんこ!!」

オレンジ君。そんなに人を指さしちゃダメですよ。可愛く笑ってもダメなものはダメです。まぁ許すけど。可愛いから。これが国見だったら絶対許さねぇけどな。

*→←巡り会い、二つ。



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設定タグ:ハイキュー!! , 青葉城西   
作品ジャンル:アニメ
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雨音(プロフ) - 麗さん» 二つとも見落としていました…。訂正いたしました、ご指摘ありがとうございました!! (2020年8月24日 23時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 25ページの「」だと思う部分が『』になってます。 (2020年8月24日 18時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 21ページの「あーコレ?、、」なんですけど、多分『』だと思います。話の前後的にも (2020年8月24日 18時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - しのぶさん» コメントありがとうございます!!そう言っていただけてとても嬉しいです…(*T^T)これからも男前な夢主ちゃんをどうぞよろしくお願いいたします\(^-^)/本当にありがとうございました!! (2020年7月6日 20時) (レス) id: 57a2e7dd63 (このIDを非表示/違反報告)
しのぶ - なんて、男前な夢主なんでしょう。 とても素敵な作品だと思います。これからも頑張って下さい。 (2020年7月6日 16時) (レス) id: 399359edd6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨音 | 作成日時:2020年5月23日 23時

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