＊ ページ17
「俺、澤村大地。よろしくな」
落ち着いているけど、ニッと笑った顔が少し幼くて年相応に見える彼。
「菅原孝支です。よろしく！」
そう言って爽やかに笑う、泣きぼくろが印象的な彼。
「あ、東峰旭です…。よ、よろしくな」
困ったように眉を下げながら、少しだけ背を丸めて頭に手をやる彼。
(…皆いい人達そうだ)
心の中で、類は友を呼ぶという言葉にうんうんと納得する。
『夏瀬Aでーす。大ちゃんに、スガちゃんに、あーちゃん。よろしくなー』
「…大ちゃん？」
「スガちゃんか〜。なんか新鮮〜」
「あ、あーちゃん…って俺！？」
「あーちゃん…ふふっ」
「ちょ、清水！？笑わないで！」
Aの独特な名前の呼び方に、澤村、菅原、東峰が三者三様の反応を示す中、
『…きよちゃんは相変わらず美人だな』
口に手を当てながらクスクスと笑う清水を見て、思った事がついAの口から滑り落ちた。目を見開く清水に構わず更に言葉を続ける。
『あれからもう大丈夫？絡まれたりとかしてない？』
「う、うん」
『気をつけてね？あんまり一人で出歩かないようにね』
「…ありがとう」
蕾が花開くように頬を桃色に染めた清水は普段の落ち着いた彼女からは想像できないくらい可愛らしくて、Aは思わず目を細めた。
「え、何この子。すげぇイケメンじゃね？」
「こらスガ。人を指さすな」
「はぁ〜。カッコイイ女の子っているもんだなぁ」
「まぁヒゲチョコよりはなぁ」
「ひ、ひどい…」
そんなやり取りに少し笑いながら、Aは烏養に改めて声をかけた。
『けいちゃーん。頼んでたものある？あと今度こそ熱々にくまんちょうだい』
「いつものとこだ。あと肉まんはやらねぇ。欲しけりゃ自分で買え」
『ひどいひどいひどい、この金髪鬼畜野郎め』
「うるせぇ！！」
自称健気なお願いを一蹴され思わずむくれるA。
ちくしょう、なんて思っていると、
「えーと、夏瀬？」
突然後ろから声をかけられた。
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雨音(プロフ) - コメントありがとうございますT^Tそんな嬉しいことを言って下さるなんて涙が…更新頑張れそうです(*´◒`*)猫様も体調気をつけて下さいね！本当にありがとうございました(*'▽'*) (2022年4月29日 19時) (
レス) id: 9d08cd299b (このIDを非表示/違反報告)
猫 - まじでこの作品大好きです‼︎体調に気をつけてくださいね。 (2022年4月29日 11時) (レス) @page2 id: fd92b45f0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨音 | 作成日時：2020年7月25日 1時
