34.熊に勝てるおじいちゃんはすごい ページ34
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「で？どうしたいの？私殺す？」
「見つけた呪術師は、全て殺せと、命令された。だから、お前も皆と同じように、殺してやる」
「そっか。でもまず、私が誰か分からない時点で君の負けだよ。残念でした」
血まみれの刀を、私に向ける。だけど一瞬で、血はなくなった。呪具？対人の呪具なんて初めて見たや。血を吸って呪力増やすタイプなのかな。
と、1人で感心していた。作戦を練ろうとしたけど、そこまでの相手じゃないことに気づいたのに3秒。
私は、呪詛師に向かって走り出した。
刀は長いから、近づかない方がいいのは誰もが知ってること。だけど私は敢えて近づく。そうして、相手がどうするかを見てからまたさらに判断する。
家で、嫌という程覚えさせられたことを、不本意ながらやってる。まあこれが意外と役立つんだよね。呪霊に関しても。そこはありがたいかな。それだけだけどね。
近づいた事で、呪詛師は驚き、動きが止まった。
これはラッキー。持っていた刀を奪ってどこかへ投げる。そうしたら相手は丸腰になるはず。
多分だけど、相手は刀がないと、術式は使えないだろう。見たわけじゃないから、本当かどうかは分からん。今は勘で動いてるから、合ってるようにと願った。
一応ダメ押しで、術式が使えないことを言っておこっと。それでがっくりしてくれれば、これで終わり。だといいけど。
「術式は解除されてるよ。刀もないし、どうするつもり？あ、刃物他にも持ってるよね。全部地面に置いてくんない？危ないでしょ」
相手の首を掴んだ。かかった時間は多分5秒。昔よりもかなり遅くなった。これだと怒られる時間。
「勝てると思った？一応君は処分するよう上から言われてるけど、私がしたくないから、このまま地面に朝まで突っ伏してね」
呪詛師が持っていた刃物を全て出させ、刃が出ないような袋にまとめて入れた。妖刀については、持ち帰って保存しようと思う。
私が首から手を離すと、呪詛師は動けなくなった。私がまず誰か分からない時点で、負け。私は対呪詛師の呪術師として育てられてきたんだから。今はちゃんと対呪霊の呪術師として勉強してるけど。
それを知らずに戦おうなんて、人が素手で熊と戦おうとしてるようなもん。
絶対負けるに決まってるでしょ。
と、思ったけど最近おじいちゃんが素手で熊に勝ったらしいね。それは普通にすごい。
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あまね(プロフ) - らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人さん» ああああああああああああ日本語弱いのバレましたすみません恥ずかしいです直します(´･ ･`)(´･ ･`)(´･ ･`) (2020年12月27日 10時) (
レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
らむくん@ヴィル様の旦那さんになりたい人(プロフ) - 新着じゃなくて新作じy……… (2020年12月25日 19時) (レス) id: c2e37a127a (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - アホの化身さん» 伏黒パパ大好きなんですよ私…絶対出そうと思って出てもらいました！！五条先輩は、勝てる見込みは今のところは無いですね、夢主ちゃんの方が場数踏んでるので、なかなか勝てないと思いますこれからも。 (2020年12月21日 21時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
アホの化身 - 面白かったです。まさか夢主ちゃんと伏黒パパに関係があったなんて……それはともかく五条先生はいつになったら勝てるんでしょうね（ ＾ω＾） (2020年12月20日 10時) (レス) id: 62410cc231 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あおさん» ご指摘ありがとうございます！すみません、気づかなかったです。 (2020年12月6日 7時) (レス) id: 7dcef7f05b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまね | 作成日時：2020年12月5日 11時
