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恭平side
？｢.....い、恭平？｣
誰かが遠くで俺を呼んでる。
この声は…
恭平｢A｣
目を開けると、俺の目の前で
幸せそうに微笑むA。
ここは...、病院の庭？
桜が綺麗に咲き誇ってる。
ああ、夢か。
きっと、Aが死んだところから、
全部、夢だったんだ。
A｢ね！恭平！
あっちにもっと大っきい桜見つけたの！
行こ！！｣
そう言って俺の手を取り、走るA。
恭平｢おい、そんな走ったら転けるで？｣
A｢だいじょーぶ！｣
夢でもいい。
覚めないでほしい。
もし、ほんとにAが死んだんなら、
そんな現実に、戻りたくなんてない。
夢でもここに、俺の目の前に、
Aはいるから。
だんだん視界が白くぼやけてくる。
もう夢から覚めてしまうんか？
もうAから離れなあかんの？
嫌だ。もう少しだけ。
Aは、振り向いて俺に微笑み、
｢私は恭平くんの魅力の中で一番声が好きです。
これからも、たくさん歌声をきかせてください。｣
｢ずっとずっと、応援しています。｣
｢これからもいっぱい活躍してほしいな。｣
そう言ったのを最後に、
俺の視界は真っ白になった。
この言葉は、
Aの、ファンレターのやつや。
でも、なんで今更。
今度は、いきなり眩しくなる視界。
思わず目をつぶる。
目を開けると、そこは、
Aとよく雪を見た庭のベンチや。
隣で座ってるA。
見覚えある光景。これは...
恭平｢あのさ、ほんまに悪いんやけど、
クリスマス、会われへんねん。｣
勝手に動く口。
去年、Aにクリスマスに会われへんことを
伝えた日や。
A｢あ、うん。ライブでしょ？
頑張って！！｣
恭平｢え？あんまあっさりやない！？
寂しくないん！？｣
A｢だって恭平はジャニーズだもん。
私だけの恭平じゃないから。｣
前にも聞いたはずの言葉。
なのに、今はその言葉が妙に刺さる。
また、眩しくなる視界。
再び目をつぶり、開けたら、
そこは、デートした映画館やった。
俺がAを抱きしめとる。
A｢...好きだよ。｣
恭平｢ホンマに！？よっしゃーー！！｣
また勝手に動く口。
俺は、この後のAの言葉を知ってる。
A｢だって私、恭平のファンだよ？
嫌いなわけないじゃん。｣
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瀬尾愛良 - ののさん» そう思ってくださる方が1人でもいるだけで、私がこれを書いた意味があったと思います。ありがとうございます！ (2019年1月16日 2時) (
レス) id: 96fbdf2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 私が一番好きな作品です！何回見ても号泣してしまいます。本当に好きなので、消さないで欲しいです！遅くなりましたが、完結おめでとうございます！ (2019年1月14日 19時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 号泣した 目がやばい (2018年7月28日 15時) (レス) id: daf58909f3 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 瀬尾愛良さん» キュンキュンしました！ (2018年3月4日 20時) (レス) id: 591aecdf03 (このIDを非表示/違反報告)
優葉 - とっても面白かったです! (2018年1月24日 18時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瀬尾 愛良 | 作成日時：2017年11月4日 1時
