１９ ページ19
恭平side
母「Aの部屋はここよ。」
Aちゃんのお母さんに案内され、病室の前まで来た。
このドアの向こうに、Aちゃんが…
コンコンッ
母「A、入るわよ。」
ガラガラッ
ちょ、お母さーーーん‼
心の準備できてないっすよ‼
A「お母さん。いつもありがとう。
今日少し遅かったね。なんかあった？」
母「ちょっと急な来客があってね。
Aにも紹介するわ。」
恭平「…初めまして。」
びっくりした顔でこっちを見つめている彼女。
きっと俺もおんなじ様な顔してるんやろな。
真っ白な肌。きれいで長い黒髪。大きくて丸い目。
細くすらっとしてる手。白い肌に際立つ血色のいい唇。
その時、彼女の奥にある窓から、この季節にしては少し早い、初雪が見えた。
はらはらと降る雪を背に、俺を見つめる彼女は、
まるで、雪の精のようやった。
俺は思わず、
恭平「綺麗や…。」
と呟いていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瀬尾愛良 - ののさん» そう思ってくださる方が1人でもいるだけで、私がこれを書いた意味があったと思います。ありがとうございます！ (2019年1月16日 2時) (
レス) id: 96fbdf2fd4 (このIDを非表示/違反報告)
のの - 私が一番好きな作品です！何回見ても号泣してしまいます。本当に好きなので、消さないで欲しいです！遅くなりましたが、完結おめでとうございます！ (2019年1月14日 19時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
結 - 号泣した 目がやばい (2018年7月28日 15時) (レス) id: daf58909f3 (このIDを非表示/違反報告)
みな - 瀬尾愛良さん» キュンキュンしました！ (2018年3月4日 20時) (レス) id: 591aecdf03 (このIDを非表示/違反報告)
優葉 - とっても面白かったです! (2018年1月24日 18時) (レス) id: dd4fcee386 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瀬尾 愛良 | 作成日時：2017年11月4日 1時
