Chap.233 ページ5
赤「寄っかかっていい。姿勢を
正したままでは、辛いだろう。」
『いや、大丈夫です。』
どちらかというと
この状況が辛いよ…。
赤「お前は大丈夫としか言わないな。
俺がいいと言っているんだ、遠慮するな。」
赤井さんはそう言うと、グイッと私の肩を
自分の方へと引っ張った。
赤「…ん、この方がいいな。」
柔らかく抱きしめ
私の首筋に顔を埋めて言った。
『…私は抱き枕じゃないんですよ?』
赤「サイズ感、か。このすっぽり
腕の中にあるのがいいな。」
『…聞いてるんですか…。』
赤「聞いている。ああ、それと。
そこに毛布があるだろう。
肌寒くなったら好きに使っていい。」
『あ、ありがとうございます。
じゃあ、早速使わせていただきますね。』
私は机の上にある毛布を手に取り
赤井さんも入るように毛布を広げた。
赤「俺は大丈夫だが…?」
『2人で使った方が暖かそうですから。』
赤「…そうか。」
短く発せられた言葉の前に間が空いた。
顔は見えず、どんな表情をしたのかは
分からないけれど、少しだけ私を
抱きしめている手の力が強くなった気がした。
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理緒(プロフ) - 落ちは赤井さんが良いです! (2020年8月15日 0時) (レス) id: 1cb7c9a601 (このIDを非表示/違反報告)
ムニ子。(プロフ) - いちごロール@ゆなさん» コメントありがとうございます(^^) 今のところ残そうと思っています(*´-`) (2019年8月30日 1時) (レス) id: 2ce796e8be (このIDを非表示/違反報告)
いちごロール@ゆな(プロフ) - 作品残して欲しいです...! (2019年8月21日 13時) (レス) id: b64f8aba6b (このIDを非表示/違反報告)
ムニ子。(プロフ) - 曇天に笑うさん» そう言っていただけて嬉しいです^_^ 8月の中旬には更新できると思いますので、お待ちくださいm(_ _)m (2019年7月21日 19時) (レス) id: 2ce796e8be (このIDを非表示/違反報告)
曇天に笑う - 続き早く見てみたいです (2019年7月8日 6時) (レス) id: 96967fede0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麺たらコ | 作成日時:2019年3月22日 20時