Chap.14 ページ15
『いや、今から
用事がありまして!』
「今なら店内も空いていますし
すぐにお席を用意できますよ。」
『そうではなく!もう本当に
信じられなくらい急いでいるので!』
店内に入ったら終わり。
質問をされてうまく受け答えが
できる自信もない。
「それなら、少しだけ僕に
お時間をいただけませんか?」
『いやだから!…って、え?』
「手のひらの傷の手当てをしたいので。」
安室さんの指が差している自分の手を
見ると確かに、擦り傷があった。
きっと、転んだ時にできたものだ。
視線を安室さんの方に戻すと
有無を言わせない笑顔が、そこにあった。
『…お願いします。』
「はい。では、どうぞ。」
どこか満足そうに感じられる、表情。
勝負もしていないのに敗北を感じながら
ポアロへと足を踏み入れた。
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わわわ - さいこうです (2020年4月27日 14時) (レス) id: e75a607790 (このIDを非表示/違反報告)
みょか - 安室さんめっっちゃくちゃかっこいいぃぃ!!!(笑) (2020年3月21日 23時) (レス) id: 16abdfdc12 (このIDを非表示/違反報告)
三日月(プロフ) - とても面白いです! (2019年3月25日 16時) (レス) id: ee5deb737d (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - がんばれえぇぇぇぇぇええ!!! (2018年7月30日 18時) (レス) id: 723d39c3a6 (このIDを非表示/違反報告)
ライス - 面白いです! (2018年7月30日 7時) (レス) id: 570912e801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麺たらコ | 作成日時:2018年5月13日 19時