走り出す ページ13
『……はぁ……』
夏だというのに…
連日の雨で…今日は肌寒い。
『……聞いてくればよかった…』
今日…事務所に寄ってきたのに…
どうして…聞けなかったんだろ…
『……(ブンブン)……アイツだって…こうして待っていたじゃない…』
何も言わず…
いつもの時間に…
こうして…待っていたんだよね。
『…早く…帰って来て……チャンミン…』
あれ以来…
チャンミンに逢えなくて…辛いよ。
『…あっ…まだ居たの？チャンミン…』
『…ユノヒョン…』
あの日以来…
僕は…"行き場所"を無くしてしまった。
『……あれ？行かないの…？Aのところ…』
『……やっぱり…ヒョンも知ってましたか…(苦笑)』
とくに誰にも言ってなかった。
言う必要もないと、思ってたから。
けど…
みんな…気づいていたんだね…。
『…知ってたっていうか…僕、てっきり…付き合っているのかと…思ってた…』
『…いいえ……僕達…付き合ってないんです…』
『あっ…そうだったんだ…』
『すみません…ヒョン……心配かけて…』
それ以上は…言わないでおいた。
だって…
言ったら…キミが傷つくでしょ？
泣いてるキミを…僕は見たくない。
キミには…笑顔が一番似合ってるから。
ずっと…隣で見てきた…僕が言うんだから…間違いない。
『…とりあえず…帰る？それとも…まだここに…』
ヒョンが僕に言いかけたその時…
『…チャンミン！シムチャンミン！』
『……ん…？あれ……リョウク…？』
『えっ……？』
数十メートル先で…仁王立ちしているのは…
まさに…リョウク。
『あのさ…！何か勘違いしてるようだけどっ！』
『…えっ…？』
『これだけは、言っておく！チャンミン！僕、居ないからね！"彼女"…いないから！』
『……』
『それと…！A…待ってるよ！今度は…私が待っているって…！チャンミンのこと…チャンミンの部屋の前で…！』
そう言った瞬間…
僕の足は…
キミの方へと向かっていたんだ…。
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モコ(プロフ) - けぃたんさん» はじめまして、コメントありがとうございます！ようやく…お互いの想いを伝えあった二人です。第二章では、前に進み始めた二人を、どうぞよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2018年7月13日 21時) (
レス) id: b6960d39e9 (このIDを非表示/違反報告)
モコ(プロフ) - wakaさん» すみません！下書きのつもりが、間違えて公開にしてしまいました！今、第二章公開になりましたので、引き続きよろしくお願いします！ありがとうございます！ (2018年7月13日 21時) (レス) id: b6960d39e9 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - もしかして次の章はパスがないと読めないのかな？？ (2018年7月13日 21時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
けぃたん(プロフ) - 初めまして(´^∀^｀)なかなか想いを伝えられない2人でしたが何とかくっつきましたね。第2章も楽しみにしています(*^ω^*) (2018年7月13日 20時) (レス) id: 34cfe6beec (このIDを非表示/違反報告)
モコ(プロフ) - りんさん» はじめまして、コメントありがとうございます。リョウク、出しちゃいました！チャンミンとリョウクの組み合わせ、好きなんです！まだまだ始まったばかりですので、最後までよろしくお願いします！ (2018年7月12日 21時) (レス) id: b6960d39e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：モコ | 作成日時：2018年7月10日 20時
