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ハグ ページ8

その時
「Hi!A」
声をかけられた。

見ると前に住んでいたところでお世話になった老夫婦だった。
つかの間彼らと話をした。
明日ニューヨークを発つことも・・・。

老夫婦は涙ぐんで別れを惜しんでくれた。

そして最後にチークキスをして手を降って別れた。


私はもう一度メールのメッセージを確認した。

ニューヨーク最後の夜なのに・・・
最後くらい約束を守ってくれてもいいのに・・

そう思った瞬間・・・目の前がキラキラ光り
ツリーがたくさんの光を放って点灯しはじめた。


初めてこのツリーのイルミネーションを見たときのことが蘇った。

夫が点灯の時間に合わせてここに連れてきてくれた。

あの頃はなんとか私との約束を守ろうとしてくれる夫だったのに・・・

いつのまにか私よりも仕事が優先になってしまった。

それが当たり前だということもわかっている。

私は夫が仕事を優先しても文句を言ったりしない。
彼の仕事を充分理解しているつもりだ。

だけど・・・今夜は・・・


ふいに涙が溢れてきた。

まるでポロポロと音がしてるみたいに私の頬を涙が伝った。



すると・・・急に目の前が暗くなって私はふわっと優しく何かに包み込まれた。

ホットドリンクを両手に持った彼が私をそっとハグしたんだと気がつくまでに少し時間がかかった。

びっくりしたのに・・・

ゆうべ見た”運命の輪”と”星”のカードがスージーの言葉とともに脳裏にうかんだ

「人生が変わってしまうような大きな運命的な出会いが訪れる・・・
状況に変化が訪れて、可能性や成功が約束されるわ。
明るい将来や期待に胸が膨らみ、積極的な気持ちになれる・・・」


すると・・・背中に回された腕にほんの少し力が入った。

「甘えていいよ・・・」
そんな風に言われたような気がした。

かじかんだ心がじんわりと温められてゆっくりと溶け出していくようだった。


心地よいハグに・・・私は目を閉じて涙が止まるまでその胸に顔を埋めていた。

【P】ホットドック代→←お茶ご馳走してくれますか?



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Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

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