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【P】おなかがグー ページ36

朝・・目が覚めて
俺はぼんやりと昨夜の事を考えていた。

酔ったはずみでAさんにばあちゃんの事を頼んだ。

よく考えるとなんかすごく失礼だったような気がする・・・

でもAさんは快諾してくれた。

俺はもう一度きちんと頼んできちんとOKを確認したいと思った。

Aさんに電話してみようか・・・
今・・何時だ・・・?

時間を確認するために手に取ったiphoneが
いきなり着信を告げた。

電話はばあちゃんが入院している病院からだった。

ばあちゃんのことで話したいことがあるので
病院へ来てもらえるか
との事だった。

とっさの事だったので
「わかりました」と返事をして電話をきった。

俺は困った。
今日の午後は仕事が入っている。
先生から指定された時間に病院へ行くことは不可能だった。

少し考えてからAさんに電話をかけた。

何回かのコールのあと留守番電話に接続されてしまった。
仕方なく短くメッセージを残した。

俺は身支度を整えて
ばあちゃんのために病院へ持っていかなければならないものを揃えるために部屋を出た。

ばあちゃんと俺は一緒に住んでいるわけではなくて
俺の部屋の隣りにばあちゃんの部屋があるんだ。


ちょっと迷って
留守を覚悟でAさんの部屋のインターホンを鳴らした。

すると何故かAさんは家にいた。

「山下です」
と言うと
「はい」と応えてドアを開けてくれた。


ドアを開けるなり彼女は言った
「ごめんなさい。今、あなたからのメッセージに気がついたの・・・」

Aさんは右手にiphoneを握っていた。

「いえ・・いいんです。実は・・・」

言いかけたところでタイミングよく?悪く?
俺の腹がぐーーと
情けない音を立てた。

「まだ朝ごはん食べてないの?」

「さっき起きたばっかで・・・」

「よかったら朝ごはん食べていく?今からちょうど食べるところだから」

「いいんですか!?」
口から出たのは遠慮のかけらもない言葉だった。


ダイニングに入るとそこは
食欲をそそる匂いで溢れていた。

「ちょっと待っててね」
Aさんはそう言ってキッチンへ消えていった。



今日のAさんはいつもと少し違う雰囲気だ。

髪をひとつに束ねてる。めがねをかけてるし・・・
白くてフワフワとした素材のざっくりとしたセーターにスキニージーンズを履いている。


ふと・・・
Aさんはいったい何歳なんだろう・・・と
俺は普段は考えないようなことを考えていた。

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Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

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