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【P】電話 ページ25

「Aさんに電話して欲しいのよ。彼女の顔も見たいいし。その話もしなくちゃいけないし」

「いいけどさ。ばあちゃん自分で携帯から電話かければいいじゃん」

「だって充電切れてるし充電器は家に置いてきちゃったの」

しまった。そうだったのか・・・。
まぁ入院してるばあちゃんのわがままをきいてやるのも俺の役目だよな。


俺は仕方なくAさんに電話をかけた。

繋がった瞬間なんだかいきなり凄い音がして
電話の向こうから彼女の「きゃっ!」という小さな叫び声が聞こえた。

大丈夫か!?

ばあちゃんが入院して会いたがってるって説明したらそうとう驚いてたぞ。

「すぐに行きます!!」
って
いい人だよな。

普通、他人のことにそんなに親身になれるか?

電話の向こうでAさんが慌てまくってる姿が目に浮かんだ。

思わず「落ち着いて」とか言っちゃったよ。

年上の女性に失礼かもしれないと思ったけどつい口から出ちゃったんだ。

この人ならばあちゃんのお世話をお願いしても安心かもしれない。

でも引き受けてくれるかな?

もし引き受けてくれなかったら誰か探さなくっちゃだよな・・・


俺はばあちゃんに頼まれて浪花家総本店まで鯛焼きを買いに行く事になった。

どうしても食べたいと言う。
なにげにわがままだぜ・・・ばあちゃん。

でも俺はばあちゃんの望みならなんでも叶えてあげたいんだ。

病院からブラブラと散歩がてら歩いて行くにはちょうどいい距離のところにある。

だけどいつも行列してるんだよな・・・
あんまり並んでたらイヤだよな・・・

そう思いながら店の近くまで来たときだった・・・

店からAさんが出てくるのが見えた。
「Aさん!!」
彼女の名前を呼んだ。

Aさんは俺を見つけるとニコニコしながら手を振ってこっちに向かって走って来た。

「鯛焼き買ったんですか?」

「おばあちゃまが好きだから。お持ちしようと思って」

俺はAさんと並んで今来た道を戻りはじめた。


「実は俺、ばあちゃんにコレ買ってきてって言われて」

「そうなの?じゃあよかった。はい。どーぞ」

Aさんが俺に鯛焼きが入った包みを手渡してくれた。

「そんな格好じゃ寒いでしょ。」
そう言ってふふっと笑った。

そうなんだよ。今日の最高気温は10度に届くか届かないかなのに
俺は薄いライダースを一枚はおってるだけだったんだ。

鯛焼きの包みはほんわかと温かくて持っているだけでからだもそして心もあったまりそうな気がした。

【P】予定あり・・・か→←【P】ばあちゃんからLINE



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Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

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