占いツクール
検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:2,627 hit

タロット占い ページ2

クラブに着くと既にもうパーティは始まっていた。

東京へは戻らず
このままアメリカの大学に残る息子も来ていた。

私はスージーのご主人に挨拶をしてから
集まってくれた友人たちへ挨拶をしてまわった。

泣いたり
笑ったり
みんなとたっぷりお別れした。



フロアからちょっと奥まったところにあるVIPルームで
スージーとローラが私を待っていた。

当たると評判のスージーのタロット占い。
最後にやってもらうことになっていたのだ。
薄暗い部屋で神妙な顔をする女3人。


「とてもいいカードが出てる。ほら、これは”運命の輪”そしてこっちは”星”」
カードを並べ終えたスージーが言う。

「ねえねえどう言う意味?」
ローラは待ちきれない様子。


「人生が変わってしまうような大きな運命的な出会いが訪れる・・・
状況に変化が訪れて、可能性や成功が約束されるわ。
明るい将来や期待に胸が膨らみ、積極的な気持ちになれる・・・」


「なになに!!それってすごくない?」
私よりローラが興奮している。

「A何か大きく運命の扉が開くかもしれないわ。躊躇しないで進んで・・・
もしかしたらそれはもう始まっているのかもしれないよ・・」


「このカードお守り。日本に持って帰って」
そう言うとスージーは”運命の輪”と”星”のカードを私の右手に握らせた。


タロットのカードを握ったまま部屋を出てフロアに向かったその時
通路の端に立っていた男性がいきなり振り向いた。
とっさのことで避けきれず私はその男性とぶつかってしまった。


「sorry」
謝る彼を見て驚いた。
だってさっきフェリーのデッキで会った男性だったから。
彼はぶつかった拍子に落としたタロットカードを拾い上げてくれた。

「ありがとう」と日本語を返した。
彼がびっくりして顔をあげた。

さっきは暗いデッキの上だったから顔がはっきりわからなかった・・・。
なんてキレイな顔をしているんだろう・・・。

「さっきは・・・」
と言おうとしたところでいきなりスポットライトに照らさた。

みんなにはやし立てられながらローラにエスコートされフロアのセンターに出て行くと
スージーとローラが大きなリボンのついたプレゼントをくれた。


リボンを解くと中からラム革の赤い手袋が出てきた。
手にはめてみるとそれは手に吸い付くようにぴったりだった。

私はスージーとローラーに泣きながらハグをした。
大きな拍手が起こった。
みんな泣いている

忘れられない夜になった。

【P】フェリーで→←フェリーにて



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。