検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:3,881 hit

【P】ばあちゃんからLINE ページ24

ばあちゃんが入院した。

つまずいて転んだんだ。
幸い骨折とか無いんだけど、転んだ拍子に頭を打っちゃって大事をとって入院だ。

俺は暇を見つけてはばあちゃんの病室に顔を出した。


入院から5日が経った日のこと
ばあちゃんからLINEが来た。
かわいいスタンプが付いている。

ともくん
ちょっと話しがあるんだけど
今日は早めに病院に来てくれないかしら?


俺はOKという意味のスタンプを返して
午後の早い時間に病院へ向かった。



「ともくん」

ヤバい。ばあちゃんがこういう顔をしているときはたいてい何か下心がある時だよ。

「ん?」

「いつも来てくれている碧さんいるでしょ」

「ああ・・碧さんね」


碧さんはおばあちゃんのお手伝いさんだ。
多分・・65歳くらいだと思う。
先週から娘さんの出産に合わせてお休みをしている。
今回のケガも碧さん不在時の出来事だった。
この前のエレベーターの事といい今回の事といい俺はちょっと不安になっていた。


「碧さんね。昨日も見舞いに来てくれたのよ。
でもねできればしばらくおやすみさせてもらえないか・・・って」

「そうなの?ばあちゃん困んないの?」

「困るのよね・・・だからかわりの人頼みたいの」

そっかこれが今日の頼みごとだな・・・


「誰かあてでもあるんだ?」

そう言って俺は何故かAさんの顔を思い浮かべた。

「Aさんよ」

「Aさん?」
ばあちゃん俺の心の中読んだか?


「それ・・ちょ・・ちょっと迷惑なんじゃないの?しかも最近知り合ったばっかだし」
俺はちょっとうろたえて言った。
そう言いながら俺はなんだかそれもいいかもしれないなって思った。

「ともくんから頼んでくれないかしら?」

「は?俺が?やだよ」

ばあちゃんの今日の下心はそれか・・

「まぁそうよね。いいわ私から頼むから」

えっ?いいんだ?なんだよ。
じゃあ言うなよ。
俺は心の中で呟いた。

【P】電話→←Earthから電話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Luna - 実はリリーさんの事結構観察してますのん(笑) (2014年2月11日 1時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
ひでみん(プロフ) - りりーさん、中々いい事言うわ(笑) (2014年2月8日 1時) (レス) id: 5e098d8614 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - ともさん» ともちゃん♪感想ありがとう!! (2014年1月30日 21時) (レス) id: 9794dabceb (このIDを非表示/違反報告)
とも - 設定がいいわあ!次が楽しみー (2014年1月29日 19時) (レス) id: 4f5cef5ee4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Luna | 作成日時:2014年1月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。