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62*怖い思い ページ18

《ベルフェゴールside》



昼も過ぎて、のんびりとしたくなる時間帯。

あれから何事もなかったかのように昼食を終えたオレ達は、昼からはそれぞれで動いていた。

ボスは自室でシエスタ、スクアーロは部下の指導、マーモンは自室で預金の確認、オッサンは任務、オカマは姫の服の材料を買うとかで街に出ていくとか何とか。

つまり、何が言いたいかと言うと。

王子は姫と二人っきりということ。

姫のシエスタ時間も終わり、今は15時少し前ぐらい。

いつもの談話室でソファーに座り、ナイフを磨いていたら、姫が深紅の目を少し眠たげに擦りながら来た。

可愛くてどうしよう。



ベ「ひーめ。お昼寝、終わり?」

ラ「……………うん。」



オレの問い掛けに答える姫はまだ少し寝惚けているようで、足元が覚束ない。

転びそうで危なっかしい。



ベ「ほら、姫、おいで。」



オレは磨いていたナイフを片付けて、両腕を広げて姫を受け入れる体勢になる。

姫は少しふらふらしつつも、オレの腕の中に、ぽすっ、と収まってきた。

ふわっ、と花のような甘い香りが鼻を掠める。



ベ「しししっ、姫を独り占めー♪」



姫のマシュマロほっぺを軽くつつきながら言う。

相変わらずのふにふにである。



ラ「ん……………A、どこ……?」



姫が探すように首を振る。



ベ「何か、さっきのやつの処理が完全に出来てるかどうかの確認って言ってた気がするけど?」



姫を襲おうとした空間の歪み…………だっけ?

その最終確認か何かで部屋に戻っていった気がする。

姫が襲われそうになったとき、本気でキレそうになった。

ま、姫がボスに助けを求めてボスが来ないわけねーんだけど。





ベ「姫…………怖い思いさせて、ごめんな。」





オレは姫をぎゅーっと抱き締めながら言う。

オレと同い年とは思えない、とても小さな身体。

どれだけ怖かったことだろう。

姫を守るのが王子の務めなのに、オレは果たせなかった。

63*15時→←61*当然



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設定タグ:リボーン , ヴァリアー , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
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lotus(プロフ) - シャーロットさん» 初めまして、コメントありがとうございます。夢主の誕生日は本編に記されています。現在移行中ですが、よかったら移行先でご確認ください。 (2021年5月13日 9時) (レス) id: be7ef42783 (このIDを非表示/違反報告)
シャーロット - はじめまして、シャーロットと言います。lotusさんの大ファンです。夢主が大好きです。それで夢主の誕生日を忘れてしまって、ずっと引っ掛かっています。どうか教えていただけないでしょうか? (2021年5月13日 7時) (レス) id: bcfd491066 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - みりんこさん» ありがとうございます!!翼さんと相談してみますねw (2015年7月26日 19時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)
みりんこ(プロフ) - 御二人ともの表現力の豊かさに感動を抑えきれません!とても楽しく読まさせていただきました。図々しいかもしれませんが、またクロスオーバー見たいです!|ω')チラッ (2015年7月26日 19時) (レス) id: d49fca3cd2 (このIDを非表示/違反報告)
lotus(プロフ) - ポケニャンさん» ありがとうございます!続編は翼さんと相談しながらですねw (2015年7月21日 1時) (レス) id: 63950fc00b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:-翼-&lotus x他1人 | 作者ホームページ:http://   
作成日時:2013年10月9日 15時

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