【歌い手】俺たち、君の運命の相手です。【浦島坂田船】

#あたしの話 ページ20

.




『…じゃあごゆっくり〜…』


兄さんの部屋へ4人を案内した後、お茶を持って行ってあげた
え？当然兄さんの分はないよ？


「ねぇAちゃんそらるさんの分」

『あるわけないでしょ』


例の顔文字のしょぼんみたいな顔

ほらぁ〜この人成人済み！！成人済みなのにこの可愛さなんなん？！


『っあ〜もうわかったから、持ってくるから
ついでにお菓子もあるけど何か食べたいですか？』


最後カタコトになったのはいうまでもない

正直、浦田先輩とこれ以上関わり持ったらストーカーさんに殺されるだけじゃ済まなそうだし…


月島くんや優、聖羅くんは大丈夫なんだろうけど…


まだ、浦田先輩が怖いや


恐る恐る目をやると、ニコッと爽やかな笑顔。


…まじですか

サッと目を逸らしてしまったけど、あからさまに嫌ってるような態度とってしまった


こんな態度今まで取ってたけど、どうしてあたしに愛想尽かさないんだろう


ここまであからさまにするとそりゃあ傷つくもんでしょ？
まぁわかっててやってるあたしもなんだけど…



「俺！！先輩の手作り食べたいです！！」


はいはーい！、と手をあげる優

相変わらずかわいいな犬か


『ん〜、材料あればだけど。

何かリクエストあれば』


「牛カツ」

『あなたを切り刻んであげましょうか』



さっきからあたしは4人に話かけてるの！！！



『兄さんうるさい』

「怒られちゃった」


ほぉらまたしょぼんってする



『あぁぁ〜〜もう兄さん面倒だよ？？

とりあえず簡単にクッキー焼いて来ますね』


とだけ残して部屋を出て来た





…さて、Aちゃんクッキー作れますか。
最後に作ったのだいぶ前ですけど。




「あ〜クッキーってね、俺達が小さい時にコンビニの美味しいって食べてたら妬いちゃってお母さんと作るようになったんだよ〜

思い出のクッキー」


『勝手に人の黒歴史暴露するのやめない？！』




…とまぁはい。

今では手の焼ける面倒な兄ですが、小さい頃はずっと一緒にいて、構ってくれてた兄さんが大好きでした


「なんで過去形なの」

『うっざ』





.


そらるさんはこんなお兄ちゃんだといいな(真顔)


あと！
この作品ではこんなそらるさんですが、他の作品でも書いてます…！
こちらはうらさかしか出てませんが…。
もしよければ評価のご協力お願いします(*´∀｀)

【歌.い.手】男装歌い手はじめました【そらる】
続編ありです


.

#緑の話→←#黄の話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す