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#08 バレた? ページ8

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愛生の取り巻きを適当にあしらいながら、自分の席に着く。

まだ2人は来ていないみたい。

良かった、このまま来なくても嬉しいけど←


と安堵に胸を撫でた瞬間、後ろのドアが開く音がした。


「あぁぁっ真冬くんっ彼方くんっ♡おはよぉっ♡」


さっきまであたしの机にひっついてた愛生はくるっと背中を向けて2人の元へぶりっ子らしく駆けて行った

「あっねぇねぇ〜2人に紹介したい人がいるの♡」


相変わらずの語尾の♡なんとかしてくれないかな、と心の中で舌打ちをすると、腕を引かれた

「小林Aとかいうクソ…っゔゔん、Aちゃんの双子のお兄さんっ♡」

うん??今クソって聞こえたぞ??ん???

まぁ、愛生たちはあたしが小林の兄やってるなんて気づくわけないから、ね

扱いが雑なことを兄に口走ったら大変だもんね、わかるわかる

でも本人だから!!本人だから!!!!(ここ大事)


2人もあたしの目の前でポカンとしてる。

…というか愛生のぶりっ子さに引いてるのかな。うけるわ


愛生に上目遣いされ、自己紹介しろ、と目で訴えられる。

仕方なく、口を開くことにした

『…と、Aの双子の兄です。小林って呼んで』

思い切り声を低くしてみる。

が、彼方さんが不思議そうな顔してる


「…下の名前は教えてくれないんですか?」

これまた上目遣い。大天使真冬さん。

『…嫌いなんです、下の名前』


マニュアル通りの避け方。


…当然、あたしが兄の名前を言いたくないだけなんだけど。


…名前を出したら泣きそうだからね



「あの、2人で大事な話がしたいんで昼に屋上来てもらえますか」


と、彼方さんがいきなり手を上げたと思ったら爆弾発言。

やだもうバレたかしら…()

お昼来なくていいな、と、初めて思った。



.

前回、違うタイトルでこの内容の作品を書いていましたが諸事情により削除させていただきました。
こちらの作品では続けて行くので宜しくお願い致します!

#09 撒きたい→←#07 バレなきゃいいな



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一応歌い手の、みにまーむ(プロフ) - 栗山さん» すみません。自分勝手で… (2018年3月30日 23時) (レス) id: 69f1870dfa (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - 一応歌い手の、みにまーむさん» 大丈夫です!また通知いただければ飛んでいきます! (2018年3月30日 23時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
一応歌い手の、みにまーむ(プロフ) - 栗山さん» 時間がある時でもいいですか? (2018年3月30日 22時) (レス) id: 69f1870dfa (このIDを非表示/違反報告)
栗山(プロフ) - 一応歌い手の、みにまーむさん» コメントありがとうございます。もしよければ詳しいお話聞かせていただけないでしょうか…?掲示板を作っていただけると幸いです!Twitterでも可能です! (2018年3月30日 22時) (レス) id: 0cac728535 (このIDを非表示/違反報告)
一応歌い手の、みにまーむ(プロフ) - 歌い手さんを使わずに、同じような設定で作品を書いてもいいですか? (2018年3月30日 10時) (レス) id: 69f1870dfa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:栗山 | 作成日時:2017年9月2日 13時

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