【覆面系ノイズ】放課後、旋律がきこえる【杠花奏】 (ページ11)

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# 11 ページ11

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ユズside

『…叶っちゃった…？』

静かな音楽室に響く深桜の声。

『？どういうことなの、深桜』

ポカンとしているクロの前をすり抜け、ハルヨシが深桜を揺する

『…言いたくない…ッ』

深桜へ目を向けると、深桜は歯を食いしばりながらそう言い放ち、背中を向けて走り去っていった。

『ちょ、深桜ちゃん？！』

その深桜を慌てて追いかけるクロ。

音楽室に取り残された僕とハルヨシ

階段の方からはざわざわと帰っていく人たちの声。

あの声は

間違いなく

あの子の声だ

名前も顔も覚えていない、あの子の声

あの日の言葉と、声しか覚えていない。

『…ユズ？どうかしたの？』

険しい顔をしてたのか、ハルヨシが顔を覗かせる

『…が、のこ、だった』

『え？ユズ？』

『声が、あの子の、声、だった』

覗き込むハルヨシの顔が歪んでいく。

頬をしょっぱい水が伝う

あの子だ、あの子の声だ、

僕が裏切られ裏切った、あの子の

『あの子？有栖川ニノの事？』

『ちがっ、う、アリスのことじゃない』

ハルヨシがハンカチを差し出しながら、心配そうな視線を送る

『…僕が、裏切った子の声だよ』

絞り出すように、ゆっくりと、言葉を噛み締めながら吐き出す

『…へぇ、それは誰のことだ？』

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あの！あの！駄作者です！
なんと黄星つきました…！
しかも満タンに…！(?)
ありがとうございます；
途中から自分も理解できない展開になりつつありますが(-∀-｀;)
今後とも、よろしくおねがいいたします！

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