【歌い手】おめでとう会いたくないランキングNo. 1の方々。

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そして私にはもう1人、大好きな人がいます



聖「てゆーかさ月島くんいい加減出てきたら？」

雅「やだ花宮ちゃんにいじられる」

『出てきてくださいいじりますから』



月島先輩をいじるのがほんとに心の底から大好きです←


雅「ほぉらいじるんやん！絶対出てやらん！」

『船本先輩、月島先輩どこにいますかね』

聖「よし探すか」

雅「ちょっと待って船本くん？」



机の下、椅子の下、ドアの隙間、段ボールの中…

いろいろ探したけど居ないね


声はするんだけどなぁ

旧生徒会室には段ボールばっかりで動きが取りにくい。


それに、もし切れてる段ボールなんか触ったら


『いてっ』


ほら脹脛を切りました←

えっこれ結構痛いね


その場にしゃがみ込んで血のでるところをティッシュで抑えようとしたら、

私の上に１つの影が被さった



雅「ほら、保健室いこ？」

『出てきた船本先輩！』

聖「ほんとだぁ」

雅「もうええ保健室行くぞ！」



そう言って私を軽々と抱き上げた月島先輩


えっ重くないのかな


雅「おっもい花宮ちゃん」

『張っ倒しますよ』


なんて言いながらもヒョイっと抱きかかえられた。

すご、男の子ってすご！！←


まぁ高校3年生だし、このくらい余裕なのかな


雅「あ、ちなみに船本くんは人を持ち上げられる腕力ないよ」

『えっダッサ船本先輩』

聖「持ち上げたことないだけや！！」


月島先輩の言葉をいいこと利用して挑発したら案の定怒った。
先輩単細胞？？？←


そして少し遠くにいたはずの船本先輩が黒い笑みでズカズカと近づいてきた

ちょっとなにこれ怖いかも



聖「僕だって女の子の1人や2人抱き上げられますしぃ？」


そう言って私の体は宙に浮いたかと思うと目の前には長い金髪とピアスが見えた


ん？
雅「えぇ〜花宮ちゃんが船本くんに乗り換えた〜」

『月島先輩私抱き上げられた状態でなにもできないんで無抵抗でしたよね？え？？？』


そして私を抱き上げられたことにドヤ顔している船本先輩だけど

『先輩、足震えてません？』

聖「震えてません！！ほなさっさと行くで！！」



…生まれたての子鹿状態の足で私を保健室まで運んでくれました。


てゆーか保健室ぐらい歩いて行けるんだけどなぁ




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