白22 ページ23
「それでさ、Aは気になる人とか出来た？」
「この間イソップにお化粧してもらってたじゃない？彼はどうなのよ！」
「もしかして…もうそういう関係だったり？」
三人に期待の眼差しを向けられている。
恋愛感情は天使になってから、まだ一度も芽生えていない。
神は絶対で、親愛なるモノに該当するが…
私には分からなかった。
『うーん、カールさんはなんでもないかな。確かに人間的には興味はあるけど、恋愛としては…特に』
「ふはっ、イソップ君フラれてる！」
「トレイシー、それじゃイソップがAの事好きみたいじゃないの」
ケタケタと楽しそうに笑う二人に対して、マーサが真面目な顔で近付いてきた。
「なら、ノートンやナワーブはどうだ？」
二人の顔を思い浮かべる、そういえば…ナワーブさんにキャンベルさんと二人になった事を怒られたな。でも、あれから何度か会話をしているが、特に危ない様子は見受けられていない。
『ねぇ、キャンベルさんは危ない人なの？』
「ちょっ、Aそれどういう意味よ」
『いや、何かナワーブさんに注意するよう言われた事があって…』
「「「！！」」」
吹き出したウィラも含め三人がジリジリと近付いてくる。
え、なに怖いよ。
「ナワーブ君は名前で呼ぶんだ？」
『うん、この間呼んで欲しいって言われて…』
「へぇ、あの傭兵がねぇ？」
トレイシーとウィラはニヤニヤと悪い笑みを浮かべている。その中で、深い息を吐くマーサ。
「そうか、心配して損したな」
「「え？」」
「あ、いや…」
『？』
その後はウィラの話で持ちきりになり、あがる頃にはもう喉がカラカラだった。
結局、キャンベルさんの事も聞けず。
食堂に行くと、エマとキャンベルさんがいた。どうやら、棚の整理をしていたよう。
「ノートンさん、ありがとうなの！」
「届かない時はいつでも呼んで？」
「あ、A！」
『片付け？お疲れ様、お水貰っていいかな』
「お風呂に行ってたんだね、まだここ…濡れてるよ？」
『ひぅ…ん』
つうっと羽根の付け根をなぞられる。突然の出来事に変な声を出してしまった。
「Aが困ってるなの！！」
「あ、ごめん…。弱いの、知らなくて」
『いえ…大丈夫です』
私は恥ずかしくなって、エマに注いでもらった水を一気飲みし、食堂から足早に去ろうとする。
「可愛かったよ…Aさん♪」
小声で耳打ちしてくるキャンベルさん。
もう彼に、不用意に近付かないと誓った。
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朱璃(プロフ) - uruさん» 無常！良いですよね、かっこいいですよね(嬉)！！それにしても傭兵君ってめっちゃ人気なんですね〜♪かっこよくて可愛いから…当たり前かなw (2021年11月26日 9時) (
レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
uru(プロフ) - 作者様の推し、分かります( ˇωˇ )ちなみに私は無常が再推しで傭兵が推しです (2021年11月25日 22時) (レス) id: 8bf1a19eb7 (このIDを非表示/違反報告)
朱璃(プロフ) - RENKAさん» うあぁぁ、ありがとうございます！！(嬉)いい子達に育つよう頑張ります〜♡♡♡ (2021年11月15日 15時) (レス) id: d7c7228678 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 朱璃さんは絶対良いお母さんになりますね！…なんか感動してきた(笑)本当におめでとうございます👏🎉 (2021年11月15日 2時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - お久しぶりです！それとご出産おめでとうございます！🎉💓出産お疲れ様です！元気にご成長されることをお祈り申し上げますm(*_ _)m (2021年11月15日 1時) (レス) @page50 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朱璃 | 作成日時：2021年10月20日 20時
