検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:21,366 hit

12: lunch talk ページ13

昼休み、Vリーグの試合を携帯で見る。


マネージャーとしてバレーボールをもっと知るために見始めたものに、今ではドップリとハマりつつあった。




「自分、バレー見んの好きなん?」



振り向くと、そこには侑くんがいた。

イアフォンを片方外す。





「最近見始めたばっかだけど、一応」


「うおっ、ほんまか!」




キラキラと効果音がつきそうなほど目を輝かせるから、ギョッとした。そういえばバレーのことになると精神年齢下がるって治が言ってたな。




「好きなチームとかあるん?」


「にわかなんだけど、今のところ興味あるのはアドラーズかな!」




その後もずっと会話に喰らい付いてくるから、侑くんのバレーに対しての思いがものすごい伝わってきた。


まともな会話をしたのはこれが初めてで、若干違和感を感じながらもちょっと嬉しいな、なんて。





「俺、Aちゃんがバレーに興味持ってくれてめっちゃ嬉しいわ」



コート外では初めて見る満面の笑みに、頰が熱くなるのを感じた。



「う、うん」


赤くなったであろう顔を隠すようにそっぽを向くと、両頬を掴まれる。




「なんや、照れとんの?」


「は?絶対照れてなんかないから」


「侑くんはイケメンやからしゃーないなあ」


「おまえやっぱムカつくわ。てか気軽に触んないで」




結局言い合いになりました。

13: friend or foe→←11: confrontation



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
221人がお気に入り
設定タグ:宮侑 , ハイキュー , 稲荷崎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ありさ | 作成日時:2020年6月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。