康二のこと ページ1
阿部side
PICU
ここは小児専門の集中治療室。
「康二、」
康二「ハァ…ハァ…」
荒い呼吸を繰り返している康二は、
数日前に腹痛を訴えた後、吐血した。
同室のふっかは、康二が吐血したことまでは知らないけれど、危険な状態になってこの部屋に移ったということを多分察している。
「みんなが待ってるよ。」
意識もまだ朦朧としていて聞こえていないかもしれないけど話しかけながら様子を見ていた。
おしゃべり大好きで、
いつもみんなを笑わせてくれる康二。
そんな康二がこの病院に来たのは2年前のこと
元々、奈良の病院に入院していた康二
小さな病院で高度な治療が難しく、10歳になるタイミングで東京の病院に転院することになった。
4人家族だけど、お父さんとお兄さんは関西に残り、一緒に上京して来たお母さんは、毎日仕事をしていて、この病院に来てからは家族となかなか会えなくなってしまった。
寂しがりやで人見知りもする康二が
この環境に馴染めたのは、あの子のおかげ。
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staym(プロフ) - ゆきさん» コメントありがとうございます。応援していただけて嬉しいです！お応えできるように頑張ります！ (2021年12月5日 22時) (
レス) id: beb1229705 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも楽しく読ませて頂いてます！ふっかの骨髄穿刺もみてみたいです。先生たちに反抗的な態度で受ける感じでお願いしたいです。応援しています (2021年12月5日 5時) (レス) id: 3196b3602d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：staym | 作成日時：2021年12月5日 1時
