空 ページ12
邪眼を使ってしまった話です。唐突に始まって唐突に終わる。長めの反応集みたいな感じになってしまった....。蛍ちゃんも書きます。
最近ネタが思いつかなくなってきたので、更新が遅くなるかもしれません。ネタをくれ......
邪眼を使ったことを空とパイモンに気付かれた。2人に心配をかけてしまった。申し訳なささが優って彼らから逃げた。
逃げている間、あの吟遊詩人には見つかってしまったが、空とパイモンには見つからないように星拾いの崖に向かい、寝そべった。咳が出そうになったので手で口を押さえる。ごほっと咳をすると生ぬるいものが手についた。血だ。それに体の節々が痛い。死ぬのかな、と思う。こんな天気が良くて気持ちい風の中死ねるならいいか、と諦め始めた。
邪眼を使い始めた理由は愛している彼を守りたかったからである。守られてばかりなのは嫌だった。しかし。彼は強いから結局守る必要はなかったけど。私に邪眼を渡したあいつが「無駄死にだな」と笑っている気がする。うるさいなぁ。
もう疲れたや。ひとり静かに終わりを迎えるのもいいな、と目を閉じようとした時。
「.....A！」
聞き慣れた声が聞こえて頑張って意識を保って目を開ける。はぁはぁと息が切れているところを見ると急いで来たようだ。
「空......どうしてここがわかったの？」
「ウェンティが教えてくれたんだ」
あの吟遊詩人野郎め......。
やめてよ、空の顔を見てしまったら、死にたくなくなってしまうじゃんか。
「......空の馬鹿」
「そんなこと言ってる場合じゃない！どうして邪眼なんて使ったの。死んじゃうんだよ、ねぇ」
「別に空には関係ないでしょ」
自分の醜い姿を見られたくなくてつい突き放した言葉が出てしまう。早くどこかに行ってくれないかな。
「関係ある！俺はAのことが好きなんだよ。だから......関係ないとか言わないでよ......」
空は泣いていた。そんな顔させたいわけじゃあないのに。彼の頬に手を置いた。
「ごめんね、空」
「謝るくらいなら最初から使わないで......」
「うん、そうだね......」
空が頬に置いた私の手を上からぎゅっと握る。暖かくて気持ち良い。
そろそろ疲れて眠くなってきた。
「空、あのね」
「うん」
「私も空のこと好きだよ」
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月海(プロフ) - けんとさん» わー！コメントありがとうございます！現パロいいですよね。頑張ります！ (2022年9月24日 13時) (
レス) id: f68382bc80 (このIDを非表示/違反報告)
けんと - 初コメ失礼します、え?神?尊い、、生きるかてをありがとうございます!特に現パロめちゃ好きでした、!応援してます (2022年9月23日 15時) (レス) @page13 id: a76f20d172 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月海 | 作成日時：2022年9月5日 20時
