ノスタルジア 世紀末の魔術師【名探偵コナン】

216 ページ15

コ「そこを右！」






『りょーかい！！！』






新ちゃんのナビに従ってキッドを追う(フリ)






コ「てゆーかお前バイクの免許持ってたっけ？」





『ん？何？ごめん聞こえない！』






コ「都合の悪いことだけ聞こえないふりしてんじゃねーよ！無免許運転だぞ！？犯罪だぞ！？」





『新ちゃんだってよくハワイで親父に教わった〜とかいってやってんじゃん！』




コ「俺は道路は走ったことねぇよ！！」







えーそれ信じ難いよ←




コ「次左！」




左に曲がって少ししたところで銃声らしき音が聞こえてきた




え、ほんとに物騒なに？





カランと私たちの後に落ちてきたのは薬莢





ふと右側の視界に入ったのはライフルを構える黒い影





その先には大きな白い鳥






快斗………？





少し進むとそこには鳩が怪我して倒れていた





コ「なんでこんなところに…！エッグは無事だ！」







『こ、これは…キッドのモノクル…！？』






コ「ま、まさか撃たれて海に！？」







『お願い快斗…キッド、無事でいて』






＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

コナンside




『お願い怪盗キッド、無事でいて』





目に涙を浮かべながらそうつぶやくAはどこか儚くて、美しかった




その晩、警察の懸命な捜索にも関わらず、キットの生死は確認出来なかった




翌日、エッグの傷がないか確認するため、展示をやめ、鈴木家の船で東京に持ち帰ることになった






『快斗…生きてるなら連絡してよ…』






そんな彼女の小さなつぶやきは、俺には届かない

217→←215

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す