ノスタルジア 2【名探偵コナン】 (ページ35)

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これはまずい…このままじゃ2人とも死んじゃうな…

『ってかまだタバコ吸ってるし！』

松「フッ…いいじゃねえか。今日ぐらい、大目に見てくれよな」

『そんな最後みたいな言い方…』

松「悪かったな…お前まで…何か逃げ道を一つでも探したいんだけどよ、なんせ観覧車のてっぺんだからなぁ」

この人、まさか…

ここで犠牲になる気じゃ…？！

松「一般市民のお前だけはなんとか生かしたいが…無理そうだ、逃げ道がない」

『なんでそんな死ぬ気満々なんですか！！！それでも爆弾処理班のエースですか？！？！』

松「元だよ元」

『……萩原さんが悲しみますよ』

松「………」

『まだ助かる道はあるかもしれない！諦めちゃダメです！わたしだって４年前爆発3秒前くらいで生きる希望見つけたんですから！(ﾄﾞﾔｧ)』

松「うん、そこドヤ顔するところじゃねえな？」

おっと、つい顔に出ちゃったぜ…ポーカーフェイス！

松「萩原はもう一つの爆弾探してるよ」

『とりあえず、3秒前になったらわたしが読み上げるので佐藤刑事にメールしてください』

松「フッ、お前も死ぬ気じゃねえか」

『死ぬ気とかじゃなく！もう一つの爆弾の在処を…！』

松「へいへい、そうだったなーでも、その後どうするつもりなんだ？」

『71番のゴンドラが斜め下にあります。そこに飛び移るんですよ。先に松田刑事が行ってください。上から天井開けられるので開けて中へ。隣のゴンドラまで届くほどの爆弾ではありませんから。それで読み上げたわたしが松田刑事のいるゴンドラへ…』

松「嫌だね」

『え？』

松「やるなら逆だ」

『それじゃあ松田刑事が…！』

松「４年前の萩原と同じことはしないぜ。俺がヒントを見る。お前が先に隣のゴンドラへ行く。そうでなければ俺はここから動かない」

『…わかりました』

松「俺指先器用だから！打つのめっちゃ早いんだぜ」

『あぁ、さっき聞きまs…ｵﾎﾝ！それは良かったです』

危ない危ない。盗聴してたのバレちまうぜっ！

そして、ついに時はやってきた。