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あれから1時間くらいたっただろうか。





なにやらマンション住民達がみんな下へ下へと逃げ始める。







今の鬼は涼ちゃんだ。








警「このマンションに爆弾が仕掛けられています!!みなさん急いで外へ逃げてください!!」






ば、爆弾…?!







は、早く逃げなきゃ……









1階のエントランスへ行くと、多くの人だかりの中に涼ちゃんがいた。







涼ちゃんのパパはお仕事で、ママはお買い物に出かけてて丁度いなかった









涼「あ、Aみーつけた!」








『ばか!もうそれどころじゃないよ!!早く外へ!!!』







2人で外へと逃げる。だが、肝心なことを忘れていた









涼「ね、ねぇ…ラッシュはどこ?」









まずい…ラッシュがまだ中に!








『涼ちゃん!わたし探してくる』







涼「なら私も一緒に…『ダメだよ!!!』…えっ」








『中は危険だよ。わたしひとりで行ってくるから』








涼「で、でも…」







『大丈夫!必ず戻ってくるから!ね?』








彼女が安心できるように優しく笑いかけた








涼「わかった。絶対帰ってくるって、約束してね。」








当たり前でしょ、と言って中に入ろうとした。








『あ、それと。わたしが入ったあと警察の人にわたしが中にいることは内緒にしてね。怒られるの嫌だから!(笑)』






そう言い残してわたしは外へ逃げてくる人たちに紛れてさりげなくマンション内へと入っていった。

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作者名:茉優花 | 作成日時:2017年9月15日 23時

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