夢見た世界 3【名探偵コナン】

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それからしばらく経った頃、私はジンに呼び出され組織のアジトに来ていた





指定された部屋に入るとそこにはジン、そして見覚えのある姿があった









「遅かったじゃねぇかフォール」








「あら、主役は遅れてやってくるものよ」







「フン 誰が主役だ」







「それで？今日は何の用かしら？」





「あぁ…紹介するぜ…テメェの直属の部下に当たるヤツだ…」




「直属の部下？…てことは情報屋なの？」





「初めまして。バーボンです」







え、ちょっと待ってよ、もうコードネーム貰ったの？








「バーボン？」





「えぇ。先程コードネームを頂きまして…」






「あら！優秀なのね？私ですらコードネーム貰えるまで2年かかったと言うのに…妬けちゃうわ」






早すぎる…なんだコイツは…！






零は私がこの組織にいることを知っていたからか全く驚く素振りを見せず初めましての反応をしてくれていた






この頃からあの安室透が順に形成されていくわけだな、なるほど…







「ふふ、よろしくね？」






私は満島Aでは見せない笑顔を彼に向け、右手を差し出した







「よろしくお願いします、フォール」







彼も彼で降谷零では見せない笑顔を私に向け私の右手を握る








「じゃあさっそく任務だ、抜かるなよ…バーボン」






「私がついていながらミスなんてさせないわよ…ジン」







ジンはフッと笑ってUSBをこちらに投げてからその場を去っていった








私は''バーボン''と目を合わせる








「まさか…この組織でこんな素敵な女性に出会えるとは…光栄ですよ」






「ふふ、ありがと。貴方も中々の色男じゃない？嬉しいわ、可愛い後輩ができて」







この感じだとまだ零だけが潜入したっぽいな。





ほかの捜査官は今メンバーを決めているところだろうか。







でももうすぐだろう、きっと彼がやってくる








「さてと、早く仕事を終わらせましょう？ジンったら、意外とせっかちなのよ…焦らされるのは嫌いみたい」





「そうですか、では早く終わったら今夜はグランドスラムでも飲みに行きませんか？」







「…あら、嬉しいお誘いね。じゃあ早く終わらせないとね」











なるほど、そうやって隠語で伝えてくる感じね…





私たちは足早にアジトを出て与えられた任務をこなしていったのだった



















グランドスラム

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