夢見た世界 3【名探偵コナン】

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「貴様…ッ」





「バレたくないのなら、私に穴を開けるのは辞めた方が良くってよ？」






「あ、アニキ…」






「チッ」







ウォッカが止めに入ったのもあり、ジンは銃を仕舞い前へ向き直った










「期限は1週間だ。それまでに持ってこなければ…」







「余裕ね。話は終わり？」






「あぁ。さっさと行け」









私はバックミラー越しに最初に見せたのと同じ機械的な笑顔を見せ、車から降りた







「…じゃあ、皆さんにもよろしくお伝えしておいてね？ジン」







彼は何も言わず車を走らせた










ポルシェが見えなくなったところで、私はその場を去り、曲がり角を曲ってその場に座り込んだ









「っはぁぁ〜…」










正直、マジで死ぬかと思った。








ベレッタ向けられた時は本当に焦った。









良かった、本当に…









組織のメンバーになるという任務は達成。






次はコードネームを貰って幹部メンバーになる。









その為には、彼らに私の能力を必要だと思ってもらわなければならない。








まずは、こいつか…










私は手に握りしめたUSBを見つめた














にしても…








とんでもないキャラ設定にしてしまったもんだな…











「あれ、Aちゃん？」








聞き覚えのある声にバッと顔をあげればそこには研二がいた











「え、研二」







「どうしたの、そんな真っ黒な服で！なんか新鮮！」







「あ、そうだね、黒はあんま着たことなかったかも」






「てかなんでこんな所にいんの？今日非番？」







「まぁそんなところ？研二は？」







「あー俺実はさ今謹慎食らってんだよね」










……








はい？？？？？











「いやー！やっぱ防護服着てねぇで爆弾の前にいたっつーのがバレちまってさ！陣平ちゃんにもたーっぷり怒られたよ！」






「…陣平が言ってたもんね、''最近ハギが防護服着ねぇ''って。それであれだもん。そりゃ怒るよ」







「…だよねぇ、でも、今はちゃんと反省してるよ」




「当たり前です！」





と、いうか…







「謹慎中の外出っておっけーなの？」





「あー大丈夫！謹慎って言っても休暇みたいなもんだからさ」





「へぇ…」






「あれあれ、もしかして信用ない？ 本当なんだって！怪我はなかったけど病院には運ばれたわけだし、しばらく休んでついでに反省しろってだけだからさ」

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