【鬼滅の刃】私のクラスは恋愛禁止！【時透無一郎・我妻善逸】「続編」

85話 【反則】 ページ37

無一郎「で？これ何？」




『は…ひ…？』




無一郎は私の手首を掴み、顔の横に引っ張った




無一郎「このブレスレット」




あっ…




あぁぁぁ!!!忘れてた!!




怒ってる？怒ってるよね？




無一郎「もしかして善逸に買って貰ったの？」




怒ってました…その声その顔は怒ってる…




『あっ…のね…「どれだけ断っても無駄」って言われて…』




無一郎「綺麗だね、似合ってるよ」




無一郎は、触れながらブレスレットを見た




あれ、怒ってない？




『ごめんね…』




無一郎「なんで謝るの？別に僕怒ってないけど…？」




えっ？




『そうなの？なんか怒ってる気がして…』




無一郎は可愛く微笑んで、触っていた手の甲にチューした




無一郎「早く僕に構って？」




そう言って家に上がっていった




あぁぁぁ！可愛い!!




私はそそくさと靴を脱ぎ、洗面所に向かう




そしてある事に気付く…




此処…時透家だ…




洗面所を借りて手を洗う




なんで時透家に？…あっそっか無一郎鍵持ってないや…




違う気がするっていうのは忘れる事にした




洗面所を出て無一郎の部屋に入る




そして無一郎が寝ているベッドの下に座る




私の家でも無一郎の家でも、部屋の扉を開けるといつも寝てる無一郎がいる




『ねぇねぇ、有一郎は？』




無一郎「居るよ、多分部屋に」




居るの!?居るのにあなた玄関で…！




居るなら会いに行こ…




『じゃあ部屋行く』




立ち上がると後ろから「なぁ〜んで？」と抱きしめられた




無一郎「なんで…？僕が一番でしょ？」




私が振り向くと、無一郎は拗ねた顔して私を見ていた




無一郎「良い子にして待ってたんだよ？ご褒美ないの…？」




ズッキューン!!!(この時、Aの自覚していない理性が壊れた)




無一郎「…!?ちょ、A？んむ！」




私は無一郎の肩に手を持って、無一郎のようにチューした




無一郎「ちょ、んっ…もう…い…チュ…よ…」




私はゆっくり離れてから、顔を真っ赤にして息を切らす無一郎を見た




これじゃあいつもと逆だね…




無一郎「急にそういう事するの…反則じゃない？」




『なんで？』




喜んでくれなくて、首を傾げた




無一郎「ほら…そういうふうに可愛いのに…恋愛鈍感なのに…」




うつむく無一郎の顔を、いつもされるように顎を持って上げた




『やだった？』




無一郎はいつもの冷静が飛んでいったように、肩をはねつかせた

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