【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

68話 【協力するからね】 ページ45

善逸以外は手を振った




『あんな、霞柱様初めて見た…』




炭治郎「俺もだよ、やっぱりまだあどけなさがあるんだな…たくさん甘えさせてあげてくれ」




『うん、そうだ…』




ギュッ！




『ねぇぇ！』




善逸が後ろから抱きしめて来た




善逸「何で!?何で俺と付き合い始めたら、色んな人に告白されるの!?」




抱きしめながら、頭を私の後頭部に押し当てる




炭治郎「あぁ…こらこら、皆Aの事が好きなのは善逸も分かってるだろ？」




善逸「そうだよ…Aちゃんは可愛くて、優しくて、強くて、頭も良い…非の打ち所が無いから、分かってるけど…」




善逸が力を抜く




炭治郎「大丈夫だ！伊之助から好意の匂いはしてたがそれは親分としてだ！時透君も善逸を認めてるんだろ？」




善逸「何で…あいつに認められなきゃ…」




私は振り返って善逸を覗く




『ごめんね善逸、孤児院に居た時も最初はお姉ちゃん扱いされてたから、こう…助けちゃうというか…でも絶対に目移りなんてしない！』




善逸「本当？」




『嘘ついてる音する？』




善逸「しない！好き！だーい好き！」




炭治郎「全く…人騒がせな恋仲だな…」




炭治郎はクスッと笑いながら私達を見た




ーーーーー
夜ご飯を片付けていると、アオイが台所に来た




アオイ「聞いたわよ、善逸さんとの事」




アオイが人差し指で頬をつついた




『えへへ…本当に色々あったなぁ…』




アオイ「そういえば今日伊之助さんが、Aに言われたって私の所に来たの」




『あぁ、うん言った』




アオイ「伊之助さんはAが好きなんでしょう？」




『うーん…私の料理が、かな』




アオイ「料理？」




『そう、私の料理がいつでも食べたいから好き？だったんだよ』




アオイ「そうなの!?まぁ伊之助さんらしいと言えばらしいけど」




『好かれてはいると思うけど、多分親分として…だから！』




私は食器を洗い終え、アオイの方を向く




『アオイも諦めちゃ駄目！』




アオイは「えっ!?」と顔を赤くする




『分かってるよ伊之助への気持ち、アオイは良い子だから伊之助も見てくれる、絶対に！』




アオイ「み…見てくれるかな…」




『協力するからね』




アオイは「ありがとう」と返事して部屋に戻って行った




ーーーーー
ふぁー…眠い…




私はゆっくりベッドに横になる…




ギシッ…




ん…？後ろに誰かいる…？




振り返ると…

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