【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

57話 【椿のお饅頭屋さん】 ページ28

善逸「あぁぁぁ!!」




吃驚して、台所の入口からちらっと中を見る



善逸「伊之助！俺の饅頭食べたでしょ!?」




伊之助「おん」




善逸「「おん」じゃねぇよ！せっかく夜ご飯の後に食べようと思ってたのに…」




伊之助「ここに置いとくお前が悪い！」




善逸「お前が悪い！十割悪い！饅頭返せよ！」




伊之助「腹から？」



善逸「キィィィ！ムカつく！」




私は静かに蝶屋敷を出た




ーーーーー
えっと…霞柱様のお屋敷はたしか…




前に蟲柱様に教えて貰った道を必死に思い出す



あっ！着いた、月花様のお屋敷と同じくらい大きい




さすが、柱…




私は、玄関の扉を叩いた




コンコンッ




『ごめんくださーい』




カラカラッ




霞柱様「はい、誰です……か」




『こんにちは、霞柱様』




霞柱様「A！もう眼が覚めたの!?」




『はい、霞柱様は体調は大丈夫ですか？』




霞柱様「うん、Aに会えたから」




『冗談やめて下さいよ…』




霞柱様「それで、今日はどうしたの？上がっていく？」




『あっいえ…霞柱様のお顔が見たかっただけなんです、それにこのあと行きたい所があって』




霞柱様「行きたい所？」




『はい、お饅頭を買いに行きたくて』




霞柱様「そうなんだ…ねぇ僕も一緒に行って良い？」




『ご一緒して下さるのですか？』




霞柱様「うん」




『もちろん！嬉しいです』




霞柱様「じゃあ行こっか」




霞柱様といつもの繁華街に向かった




ーーーーー
霞柱様「何処で買うの？」




『えーっと…』




しまった〜…善逸のお饅頭の袋ちゃんと見れば良かった〜




なんとなく、椿の花が描いてあったような…




『椿が描いてある、お饅頭屋さんです』




霞柱様「椿？そこのが美味しいの？」




『食べたことはないんです、善逸に買って帰るんです』




霞柱様「善逸？」




『あれ…お会いしたことありませんか？炭治郎達と同期で金髪頭の…』




霞柱様「ない」




『あっ、そうですか…』




しばらく歩いたけど、全然見つからない




ここの繁華街じゃないのかなぁ…




善逸は、私みたいな田舎育ちじゃないからいろんなお店を知ってるんだよなぁ




霞柱様「あっ、あそこじゃない？」




霞柱様が指差した方向を見る…




本当だ！"饅"の文字の周りに椿が描かれている




私達はお店に入った




『うーん…』




こしあんか…つぶあんか…




霞柱様「何に悩んでるの？」

善逸編1/2 【初めて見る瞳の色】→←56話 【俺、本気だから】

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