【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

52話 【霞柱様を悪く言わないで下さる？】 ページ22

霞柱様「いや単純に臭かったから、鼻が曲がりそうだよ」




ペッペッと霞柱様がお腹辺りの魚を払う




…！霞柱様の隊服が裂けている




改めて自分の身体を見る…ほとんど無傷だ…




その後も玉壺は喋り続けた




すると霞柱様はうつむき笑った




霞柱様「どんな凄い攻撃も当たらなかったら意味ないでしょ」




私達は玉壺に向かって行った




玉壺「血鬼術 陣殺魚鱗」




霞柱様「惑わして…」




攻撃を避けているときに霞柱様が言った…




"はい霞柱様…"




霞柱様「霞の呼吸 漆ノ型 朧」




『夜の呼吸 伍ノ型 暗雲 連(あぐも れん)』




呼吸を乱すな…集中すれば連を使える…




霞柱様は動きに強弱をつけて移動している、とても追いつけない…




朧の霞と、暗雲と雲が玉壺を包む…




苦しい…でも、耐えろ…耐えなさい…！




霞柱様のお力になるの！




私はわざと玉壺の前に移動した




玉壺「見つけたぞ！お前は終わりだ！」




玉壺が私に手を伸ばす




霞柱様「ねぇ、君は…君はさ…何で自分だけが本気じゃないと思ったの？」




ヒュッ…




玉壺の頚が逆さまになる…




私は霞柱様の横に移動する




霞柱様「お終いだねさようなら…Aに手を出そうとしたお前なんて、もう二度と生まれて来なくていいからね」




玉壺の頚が落ちる…




玉壺「くそオオオオ!!!あってはならぬことだ!!!お前よりも価値がある私が高尚な作品にしてやったというのに、私の頚を斬ったからってお前は下等な蛆虫に変わりな…」




シャッ！シャッ！シャッ！シャッ！




…煩い




玉壺「がっ…」




『言ったでしょ？霞柱様を悪く言わないで下さるって…早く地獄に行って？』




バラ…




ギュッ！




『え…!?』




霞柱様が突然抱きしめてきた




霞柱様「ありがとう…Aのおかげだよ、良く僕の考えを理解して着いてきてくれたね…本当に良い子だよ…」




霞柱様が私の頭を撫でながら言う




『ありがとう…ございます…』




霞柱様が離れると、鉄穴森さんが駆けてきた




鉄穴森さん「時透殿、A嬢!!大丈夫ですか、私にはもう何が何やらわかりませんでした」




霞柱様「大丈夫…大丈夫…すごく今気分がいいんだ…それにすぐ炭治郎たちの所へ行かないと…ねっ？A」




『は…はい…』




鉄穴森さん「お二人とも、本当に大丈夫ですか？」




『私よりも…霞柱様を…心配して下さい…』




霞柱様「本当に大丈夫だよ…」

53話 【七変雨】→←51話 【真の姿】

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