【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…

20話 【新たなる任務】 ページ25

でも…月花様は教えて下さらなかった




『…』




カシャン…




静かに日輪刀をしまい庭に飛び降りる




いつか分かるかな…？




ーーーーー
朝が来た、今日は最後の大きなひょうたんに挑戦する日




炭治郎 善逸 A 伊之助「スー…ふぅぅ!!」




きよすみなほちゃん「頑張れ！頑張れ！頑張れ！」




炭治郎 善逸 A 伊之助「ふぅぅぅぅぅ!!!」




バァァン!!




きよすみなほちゃん「やったぁぁぁ!!」




出来た…出来た、出来た！




ーーーーー
少し休憩し、蟲柱様に最終検査をしてもらった




そして炭治郎の鎹鴉から司令が入った




炭治郎の鎹鴉「炎柱、煉獄杏寿郎ノ居ル無限列車ニ向カエ！」




隊服と羽織を着て蝶屋敷の外に出た




ーーーーー
きよちゃん達がくれたおにぎりを、伊之助が食べないように布で結んだ




善逸「皆〜…俺と離れるのが悲しいんだね…俺だけ残っても良いよ〜？」




なほ「善逸さんは少し…女の子に対しての気遣いや説度を覚えてくださいね」




善逸「はい…」




『フフッ』




炭治郎「それじゃあ、行ってきます！」




きよちゃん達に手を振り、無限列車に向かった




ーーーーー
伊之助「なんじゃこりゃー!?」




『列車だよ？』




私が近づくと、腕を後ろから回され口を抑えられた




伊之助「落ち着け、俺が一番に乗り込む！」




伊之助は私を抑えたまま、列車に突進した




『うぅ…』




善逸「やめろ！恥ずかしい！あと、Aちゃんを離せ！」




善逸は伊之助の腕をどかし、私を自分の方に引っ張った




善逸「大丈夫…？Aちゃん」




…!?ち…近い！




『大丈夫…！』




私は善逸の身体を押し離れた




ピィー！




？「何をしてる！」




声のする方を向くと警官が走ってきている




警官「刀を持っているぞ！」




善逸「やばい！やばい！やばい！」




善逸は伊之助の首を抱え、反対の手で私を引っ張った




『炭治郎！』




私も繋いでいない方の手で炭治郎の手を引っ張った




ーーーーー
人目の無いところまで逃げて来た




伊之助「何なんだ？あいつらは」




『鬼殺隊は政府非公認の組織だから』




善逸「堂々と刀持って歩けないんだよ」




炭治郎「一生懸命頑張ってるのにな…」




『こればっかりはしょうがないね』




善逸「とりあえず、羽織の中に入れて隠そう」




ポーッ！




突然の列車の汽笛と共に、伊之助が私を担いで飛び出し列車に飛び乗ってしまった

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