【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…

14話 【良かった…】 ページ19

目の前が…真っ暗になった…




サッ…サッ…




足音と微妙な揺れで眼を覚ます




顔を起こすと…誰かに運ばれてる…？




隠「眼を覚ましましたか？」




前を見ると男の人におんぶされている炭治郎が見えた…




炭治郎「…？A！良かった眼が覚めて…」




炭治郎がいきなり振り返ったので、炭治郎をおんぶしていた隠の男がフラフラとして、炭治郎にガミガミと物を言っていた




炭治郎「Aが禰豆子を守ってくれようとしてくれて、本当に嬉しかったんだ、ありがとう…そして本当にすまなかった！俺のせいでAをひどいめに合わせてしまった」




『いいの、謝らないで！禰豆子は、大丈夫？』




炭治郎「あぁ、Aが気絶したあと色々あったが無事だ」




良かった…




そういえば…気を失う前に見た人は誰だろう…？




そんなことを考えていると蝶屋敷に着いた




隠「ごめんくださいませーごめん…はぁ」




玄関から誰も居ないことを確認すると、隠の人は裏庭に移動した




隠「居る、人居る」




あの子覚えてる…最終選別にいた子だ




隠「失礼します栗花落様、お屋敷に上がってもよろしい…？」




隠の質問に笑顔だけ返す




不思議な感情…怒っているわけでも…冷めてる訳でもない…




？「どなたですか！」




最初此処に来たときにいた子だ




？「隠の方ですね、こちらへどうぞ」




女の子に付いていくと、聞きたくてたまらなかった声がした…




善逸「イヤァァァァァァァ!!!」



善逸だ！ベッドの上で女の子と泣きながら会話をしている




『善逸！』




善逸「…!?Aちゃん！」




涙がこぼれそうになる




善逸「良かった…Aちゃん…無事で」




善逸が無事で…心から安心する




炭治郎「善逸？伊之助と村田さんは？」




善逸「村田って人は知らんけど…伊之助なら隣に居るよ」




炭治郎「ッ！本当だ、思いっきり居た！」




右に同じ…




善逸との再開で完全に忘れていた伊之助に申し訳なくなる




炭治郎が隠の人に落とされ、善逸のベッドから伊之助に声をかける




炭治郎「良かった…無事で」




泣いてる…善逸を探すために炭治郎と伊之助に任せたあと、二人の事は全く知らない




そのあとベッドに誘導された、同じ部屋のほうがいいけど「女の子だから」と仕切りのあるベッドに寝かされた




打たれた背中を治療して貰い、薬の説明を受けた




色々聞きたいことがあるけど




今は…眠ろう

15話 【霞柱様は何が…】→←お話2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す