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しかしいくら待っても脳無と思われるものは来ない
そして黒霧が言葉を発した
「すみません死柄木弔…
所定の位置にあるハズの脳無が…
ない…!!」
「!?」
死柄木弔は驚いてこちらを睨みつけた
「やはり君はまだまだ青二才だ死柄木!」
「あ?」
「敵連合よ
君らは舐めすぎた
少年の魂を」
オールマイトが私と爆豪の肩を掴んだ
「警察のたゆまぬ捜査を
我々の怒りを!!
おいたが過ぎたな
ここで終わりだ死柄木弔!!」
「終わりだと…?
ふざけるな…始まったばかりだ」
死柄木弔はぼそぼそと何かを言って
黒霧を呼ぼうとするが
黒霧はピザーラさんに気絶させられた
おじいちゃんが敵の名前を呼び
敵を追い詰めていった
「なァ死柄木
聞きてえんだが…おまえさんのボスはどこにいる?」
死柄木弔は黙っている
しかしすぐにまた口を開いた
「ふざけるな
こんな…こんなァ…」
ぼそぼそと何かを発して
オールマイトがおじいちゃんと似たようなことを問いただした
「奴は今どこにいる
死柄木!!」
「おまえが!!
嫌いだ!!」
死柄木弔が叫んだ瞬間
死柄木弔の後ろから2体の脳無が出てきた
脳無はどんどん増え
次に敵や爆豪が口から出てきた何かに飲み込まれていく
オールマイトは飲み込まれた爆豪にNO!と叫んでいた
アメリカンだなぁ…
「ぅ…!?
オールマイトっ」
「有栖川少女!!
おんのれ私も
連れて行け!!」
必死に手を伸ばすが
オールマイトの手は届かず
ただ私はその場に落ちていたモノを咄嗟に拾い
黒いモヤに包まれた
視界を奪われ
数秒後には地面に叩きつけられた
「いたい…
オールマイト…?」
ここは…どこだ
爆豪がいない
敵もいない…
「どこ…」
「とある森の中だよ」
視線の先には人影があった
「…お父さん」
「黒霧くんの身体を借りてね
私たちだけ違うところにワープさせてもらったんだ」
「ここで決着をつけようってことね」
「…いいや、今なら
いや今しかない
逃げるんだA
ヒーローからも敵からも」
「だめだよ
私はもう逃げない」
さっき拾ったモノを強く握る
月の光に反射して銀色に輝くそれを
お父さんに向けた
「本気、なんだね」
「私はいつだって本気よ!!」
土を蹴り
お父さんの胸元を目掛けて
私はナイフを振り上げた
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
