貴方と永遠の世界線【文スト】【中原中也】 (ページ7)

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しばらく更新しなかったので話をどう進めようとしていたのかわからなくなってしまいました…。すみません。ゆっくりやっていこうと思います。
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「悪くないと思うよ。お互い組合に攻撃された者同士だからね」

『ふうむ』

「…」

中也にも何か聞きたいと思って横を見る。そういえばさっきからあまり口を開いていない。どうかしたのかな。伏せ気味な瞳を見て私の気持ちは無に帰った。
気づけばデザートが出てきている。話を聞いて考えて…。友人との食事と云うよりも会食という感じだ。

『…とりあえずさ、久しぶりにご飯なんだし気分転換に今日の中也の話でもする？』

「はァ！？」

「おお！いいじゃあないか！」

場の雰囲気が明るくなったことを感じて私は内心ほっとする。

『えっとね、私が太宰に食事に誘われたって言ったら行くわけねえよなって言うの！嫉妬かなあかわいい…』

「む、もしかしてこれは…」

『それにね、廊下を歩いてたら珍しく何も無いとこでつまづくの。ちょっと吃驚した顔と困ったような笑顔がかっこよくてかわいくて死にそう』

「おい、Aなあ…」

『今日も中也がかっこよかったしかわいかったなーって話』

「私は何を聞かされたのかな？惚気だよね」

『そうかもしれない』

しれっと私は云った。太宰が中也を莫迦にできる材料は少しくらいあったと思うんだけどなあ…？それに事実だもの！
ふと寒気を感じて視線を隣に移すと、それはそれはにこやかな中也が私を見ていた。
…まずい。

「覚悟しとけよ？」

『ひゃ…ひゃい…。だ、太宰、助けて…』

「ごめん無理」

『そんなあ！？』

これが通常運転。いつも通り。これが崩れていくなど考えられない。

「却説…そろそろ夜も遅くなってきたしお開きにしようか？」

『そうだね。今日はありがとう』

「あァ」

月とネオンが照らす夜の中、三人は別れて帰路についた。