レンタル―61― ページ20
Aside
『どうして赤司さんが、ここに……』
夏「お兄ちゃんがね、夏たちをここに連れてきてくれたの！」
『え……？』
父「赤司さんがAが事故に遭った事を知らせてくれたんだよ。少し2人でゆっくり、話すといい」
空「ほら、夏行くぞ」
夏「えー！？なんで！？」
父「ジュース買ってあげるから、外に行こう？」
夏「わかった！お姉ちゃんの分も買ってくるね！」
『う、うん……』
そう言ってみんなが何かを察したかのように病室を出て行ってしまった
赤司さんはまだ手を握ってくれている
赤「Aさん、気分はいかがですか？」
『あの……はい……思っていたより、大丈夫そうです……』
赤「良かった」
それから何を話せばいいのか分からず、沈黙が続く
しばらく経って、赤司さんが言葉を発した
赤「君に……会いたかった」
『っ！//』
赤「意識不明だと聞いたときは……心臓がとまりそうになりました。君を諦めたつもりだったのに、気付いたらここに来ていました」
『あの、ごめんなさい……心配をおかけしました……』
赤「謝るのは僕の方です。こんな状況になって、やはり君の事を諦めきれない自分に気付いたんですから」
これは……本当に夢じゃない？
赤司さんが、まだ私の事を好きでいてくれている……？
『私……あんなに酷い事を言ったのに……それなのに……ありがとうございます……』
赤「いいえ、無事で本当に良かった。また君と話せて嬉しいです」
言わなきゃ……今度こそ、手遅れになる前に
もう後悔はしたくない……！
『私、赤司さんに嘘をつきました』
私がぎゅっと手に力を入れると、赤司さんも握り返してくれた
赤「話してください」
『赤司さんに、桜庭Aが好きだと言われ、本当はすごく嬉しかったんです。こんな私を好きになってくれる人がいるんだって……』
赤「はい」
『それで私も気付いたんです。赤司さんの事が好きなんだって……。でも、私の家庭は恥ずかしながら裕福ではありません。レンタル彼女をやっていないと家族を養うことさえ厳しくて……』
赤司さんは黙って私の話を聞いてくれる
でも、握られた手は強く、不思議と安心した
『それで結局、今の私では赤司さんにご迷惑しかかけられないと判断しました。好きという気持ちを無理矢理押し殺して、なかったことにしよう……って』
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みかん(プロフ) - みさきさん» ひゃぁぁぁ完結した後でもコメントいただけて嬉しいです(´；ω；｀)！！私の作品が少しでも楽しんでもらえてよかったです(*´`) (2019年11月17日 17時) (
レス) id: f2ad1a9682 (このIDを非表示/違反報告)
みさき - すっごい面白い！いゃ〜自分名前でやるのはドキドキが、止まらなくなりますね！ (2019年11月17日 16時) (レス) id: 8ee38b95ef (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - 紅蓮さん» わぁぁぁありががとうございます（泣）そう言っていただき、作ってよかったなと勇気付けられました( ´:ω:` )他作品や新作でも頑張ります！！最後まで読んでいただき本当にありがとうございました（泣） (2019年9月26日 17時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
紅蓮(プロフ) - この作品とっても好きです！完結したことが嬉しくもあり、悲しくもあります笑次も頑張ってください！ (2019年9月26日 15時) (レス) id: 167b4beba7 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - ハル子さん» コメントありがとうございます( ´:ω:` )!!他作品も読んでくださったんですね!!その中でもこの小説を気に入っていただき本当に嬉しいです（泣）更新がんばります!! (2019年8月30日 9時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/alice99101/
作成日時：2019年8月29日 14時
