―7―犬猿の仲 ページ7
小「あれ?あそこにいるのAじゃね?Aー!」
『あ、葉山先輩だ』
由「馴れ馴れしくAを呼ぶあの人、誰なの」
『バスケ部の先輩だよ;;』
遠くから葉山先輩が手を振りながらこっちに向かってくる
『あ、赤司くん……!』
それと一緒に、赤司くんもこちらに歩いて来た
小「Aって友達いたんだ」
『うぐっ、どういう意味ですかそれ。それに、この子は友達じゃなくて……双子の姉の由良です』
由「初めまして、藍沢由良と申します。Aが最近お世話になっているみたいですね」
由良はとってつけたような笑顔を浮かべて挨拶をした
学校では私への溺愛っぷりを隠すようにお願いしているからだ
もし破ったら1ヶ月口をきかないという脅し(?)文句付きで
小「へぇこの子が由良って子だったんだ!噂通り似てないんだな」
『ど、どうせ私は美人じゃないですよ』
赤「Aは美人だよ」
『は、え!?』
いきなりぶっこんできた赤司くんに驚くと、ゴホンと由良が咳払いを入れて一歩前に踏み出した
由「Aに告白したと聞きましたが……事実かしら?」
赤「あぁ、事実だ」
由「ふふふ、おもしろい冗談ね」
赤「別に君の許可はいらないだろ?」
2人とも笑っているけど、目が笑っていない
黒い暗雲と火花が見えるのは気のせいかな……;;
由「あら、大事な妹に寄り付く害虫は駆除してあげないといけないわ」
赤「さて、害虫は一体どっちなんだろうね」
小「ん?虫?何の話?」
『あ、あははー……』
この居た堪れない空気なんなの!?
それに、私以外だと赤司くんって結構しゃべるんだ……てっきり無口な人だと思ってたけど
赤「それじゃぁ、僕達はそろそろ行くよ。小太郎」
小「おう!あ、そうだ。A今度バスケ部遊びに来れば?」
『あ、じゃぁ、機会があれば……』
小「赤司も喜ぶと思うぜ!じゃぁなー!」
嵐のように2人が去って行く
その間、由良は見えなくなっても2人が去っていった方向を向いて固まっていた
『由良?』
由「……せない」
『え?』
由「絶対許せない!!赤司なんかにAは絶対渡さないんだから!!」
『か、可愛い顔が台無しだぞぉ……』
由「誰のせいよ!!もう!!」
前途多難な日々はまだまだ続く
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時