―42―毒リンゴ ページ44
葵side
一目惚れだった
赤「初めまして。赤司征十郎です」
大学時代の友人と食事をすると言われ、私は親に連れられて高層ビルの最上階にあるレストランにやって来た
そこで出会ったのが征十郎くん
彼は今、京都の高校に在学しているらしい
家柄、整った顔立ち、品の良さ
赤「とても綺麗なお嬢様ですね」
葵「っ!///」
お世辞だとしても、舞い上がってしまいそうなくらい嬉しかった
きっとパパは私をこの人と結婚させるために連れて来たんだと思った
私もこの人となら結婚してもいいと思った
もっと彼の事を知りたい
もっと彼に私の事を知って欲しい
私はパパにわがままを言い、征十郎くんのいる洛山高校に転校する事を決めた
それなのに……
赤「天音さん。僕の事を婚約者だと名乗っているというのは本当?」
葵「え……と、なんか、みんながそう勘違いしちゃってるみたいで……否定、してるんだけどね」
赤「そうだったのか。失礼な事を聞いてすまない」
葵「ううん、いいの。それに……私はそうなってもいいかなぁ……なんて//」
赤「……すまない。僕は例え、父に結婚相手を決められたとしても、それだけは従えない」
目の前が真っ暗になっていく気分だった
どうして?私の何がダメなの?親同士だって、きっとそれを望んでいるはずなのに!
葵「そ、そんな……私、征十郎くんの為に転校してきたんだよ?征十郎くんの事、もっと知りたくて……」
赤「天音さんは素晴らしい女性だと思っているよ。でも、すまない。僕には好きな人がいるんだ。その人以外は考えられそうにないんだよ」
嘘……私、フラれたの……?
違う……フラれてなんかない
きっと、征十郎くんはまだ気付いていないだけ
今はその人しか見えなくても、私の方が相応しいことを分かってくれる……!
私は征十郎くんの好きな子を探した
その子はすぐに分かった
赤「A、今日の部活のことでちょっといいかな」
『うん、いいよ』
藍沢A
最初は勘違いかと思ったけど、間違いない
私ですら名前で呼んでもらえないのに……それに、征十郎くんのあの子を見る目が、好きな人を見る目だって事はすぐに分かった
由良ちゃんならともかく、なんであの子なの……!
私の方が絶対可愛いのに!
私が征十郎くんを振り向かせてみせるんだから
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時