―22―姉に隠し事はできない ページ22
15分休憩を挟み、皆が体育館から筋トレルームに移動する
私はこの時、赤司くんにタオルを渡すついでに言おうと決意していた
『タオル、どうぞ』
赤「あぁ、ありがとう」
『あの……赤司くん』
赤「どうした？」
やっぱり、部活中の赤司くんは例え私がいようと雰囲気は緊張感を漂わせている
言うべき？言わないべき？
いや、ここまで来たんだ、言ってやる！
『無理、しないでね』
赤「！」
周りの目もあるので、耳打ちするようにそっと伝えた
赤「Aも、無理しないように」
『うん』
赤司くんはタオルで顔の汗を拭きながらそう言うと、身を翻し颯爽と移動していった
私は無事に伝えられてホッと肩を撫で下ろす
「そこの1年、仕事山積みだよ！」
『は、はい！』
上級生の先輩マネージャーに声をかけられ、私は急いで自分の持ち場に戻った
千「……」
＊
授業中、抜き打ち小テストの答案用紙が帰ってきて、私は愕然としていた
『やばい……これはさすがに、やばい』
部活のせいにはしたくないけど、ただでさえついていくのがやっとなのに、勉強時間が減って更に成績は落ちていく一方だった
睡眠時間を削る？でもまた迷惑かけるかもしれないし……
由良だって稽古をしながら成績は維持している
私も頑張らないと……！
由「A〜おかえりなさ〜い！」
『た、ただいま。由良、今日はもう稽古終わったの？』
部活終わりに帰宅すると、猫撫で声の由良が出迎えてくれた
由「それはそうと、今日は随分遅いのね」
『？いつもこの時間だけど』
由「え？」
『え？』
現在、午後の10時過ぎ
一通り仕事を終えると大抵この時間になるのは当たり前だった
由「……遅すぎるわよ」
『そ、そうかな？;;』
由「そうよ、遅すぎるわよ！だっておかしいじゃない!?選手でもないのにどうしてAがそんなに遅くまで残らないといけないの!?」
『そう言われても……;;』
由「本当に信用できない男ね！明日問いただしてやるんだから！」
『えぇ!?ちょ、由良！待ってよ！私なら大丈夫だから！』
由「そもそもマネージャーだって怪我した子の代わりで入ってるだけで、所謂補欠要員みたいなものでしょう？それなのにこんな時間まで仕事させるのがおかしいのよ」
『そ、そうだけど……;;』
由「それに、Aだって成績下がってるじゃない！」
『何でそれを!?』
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風（笑）コメントありがとうございます！！ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです（泣） (2019年8月23日 11時) (
レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます！今度こそほんとに落ちますね（笑） (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます！遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みかん | 作成日時：2019年5月9日 13時
