―14―自立の一歩 ページ14
赤「話はそれだけか、なら断る」
由「断っているのはこちらの方なのだけど」
赤「その断りを断ると言っているんだ」
次の日、赤司くんに直談判をしに行くという由良を放っておけるはずもなく、生徒会室までついて来たはいいものの、案の定口論になっていた
由「首席入学者だというのに、話の一つも分からないのかしら」
赤「君の方こそ、その才能は飾りだったのかい?」
前にも似た様な事があったけど、どうしてこの二人は仲が悪いんだろう
赤司くんも見るからに毒舌だし……
由「ハァ……これだと拉致が明かないわ。ハッキリ言わないとダメみたいね」
赤「その方が話が早い」
由「Aに近づかないでほしいの。マネージャーやれだのAをたぶらかして……いい加減迷惑しているの」
赤「それは君の意思であって、Aの意思ではない」
由「A、嫌なら嫌って言っていいのよ」
2人の視線が私に向けられる
い、言い難い……でも、この状況を作り出したのはまさしく私のせいだ
私がしっかり、答えを出さないと……
『私……マネージャー、やってみようと思ってる』
由「!」
赤「A……」
由「先輩達にそう脅されたんでしょう?ね?」
『違うよ、由良。これは私の意思。私も新しい事に挑戦しようかな……って思ったの』
由「そんな、急にどうして……」
『由良は誤解しているけど、バスケ部の先輩達はみんないい人だよ。マイペースな人達だけど……一緒にいると、楽しいなって思う』
由「で、でも……」
『それにね、どんどん先を歩いて行く由良を見て、じっとしてられなくなったっていうか……私には書道も華道も才能はないけど、他の事で頑張ってみようかなって。ダメかな……?』
そう言うと、由良はガバッと私を正面から抱き締めた
私はその勢いに一歩後ずさるが、すぐに由良の背中に手を置いた
『心配しなくても、大丈夫だよ。たぶん何とかなるから』
由「A……分かった。分かったわよ。そのかわり、変な事されたらすぐに私に言うのよ?」
『はいはい』
小さい子をなだめる様に由良の頭を撫でる
これじゃぁ、どっちがお姉さんなんだか分かんないよ、まったく
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( ˘ω˘ ).。oO夢主のCVは黒沢ともよさんがいいな
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時