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「今のうちに、まだやり直しが効くうちに
彼と別れてしまえば、彼を突き放せば
きっと彼は次に進める
違う誰かを、愛せると思うの
そうすれば私が死んだとしても、
彼は今まで通り苦しむことも無く、
悩むことも無く、日常を過ごすことが出来る
.......いい考えでしょ？」
私は彼を愛している
今も、昔も、そしてこれからも
けれど、
ずっと彼の傍に居てあげることはできない
約束を守ることが出来ない
何故なら、私に残された時間は少ないから
それならば私に出来ることはただ一つ
彼を、突き放し自由にしてあげること
私の事を忘れてもらうこと
私が海に帰れば全て収まる話なのは分かっている
けれど私は彼を、皆を忘れたくはなかった
私が覚えていれば、彼が忘れてしまったとしても
違う誰かと幸せになったとしてもそれで良かった
彼が笑っていてくれれば、それで良かった
「君が突き放せば彼は絶対に傷付き
次の恋になど進めんじゃろう。」
「そんなことない、恋の傷はいずれ癒える
別の恋によってね
20年も30年も、傷付いたままの人なんていないわ」
「20年も30年も片思いを続けた男を
わしは知っておるがのう＿＿」
まさか、と私はダンブルドアの顔を見た
なんとなくそれが誰かわかったような気がして
「まあ君の選択じゃ、わしは孫である君が
世界で1番可愛いからのう、
君がそう望むなら何も言わん。」
「ありがとう、おじいちゃん
彼と別れたら、部屋を別にして欲しいんだけど...」
「それなら、必要の部屋に住むと良い、
あそこなら誰にも見つからんじゃろう。」
リーマスは見つけるやも知れんが、と
ダンブルドアは独り言のように呟いたが
Aにはその言葉は聞こえていなかった
「もし、彼に何か聞かれても
絶対に本当のこと話さないでね？
適当に話合わせてよ？」
「そんなこと分かっておる。」
良かった、とAは
安心したように微笑むと
大きく伸びをしてその視線をフォークスにやった
「不死鳥、か、素敵ね」
フォークスはAの視線に気付くと
歌を、歌い始めた
「フォークスの歌は、心正しき者には勇気を、
悪しき者には恐怖を、与える
君は、前者のようじゃのう。」
「当たり前じゃない、なんてったって
ユニコーンに懐かれる女ですから」
「それはたまたまじゃな.......。」
一角獣は、魔法使いよりも魔女に忠誠を示す
魔女の中でも特に'' 処女 ''に
ダンブルドアの意味深な溜息に
Aは頭を抱えたのだった
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usagi(プロフ) - 弐七さん» 有難う御座います、凄く嬉しいです。是非、最後まで楽しんでいただければと思います：) (2019年12月8日 12時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
弐七(プロフ) - あーーー！！！もう！！このシリーズ読んで何回泣いたんでしょうか…。もう、もう、言葉が出ないほど甘くて、切なくて、二度ほど読むのを止めたくらいです（笑）。でも本当に心がぐっと掴まれる作品だと思います。最終章楽しみです。もう待ちきれません。 (2019年12月6日 22時) (レス) id: c70bc84ad6 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - エマさん» 有難う御座います、次の更新は12月の中旬になってしまいますが実習を無事に終えて必ず戻ってきますので！二人の結末を最後まで見届けて頂けると嬉しいです：) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 梨音さん» コメント有難う御座います、2人の結末がどうなるのか、一緒にしっかりと見届けましょう！ (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» いつも有難う御座います！二人がどんな結末を迎えるのか、最後まで見届けて頂けると嬉しいです：) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月26日 22時
