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「これ以上は…………っ、
駄目だ、A…。」
息を荒らげたルーピンに体を引き離され
Aは目の前にいる男の姿を見た
青白く病人のようにやつれた頬は珍しく
淡桃色に染っていて
こちらを見つめるその目はまるで、狼の、様で
彼の中に潜む、狼の部分が垣間見えた気がした
お互いの息を整える音だけが
静かな部屋に響き渡る
危うく彼女を襲うところだったと
ルーピンは立ち上がり深呼吸をした
まさか、彼女の方からキスをするとは
思っていなかったので
バクバクと早くなった鼓動がなかなか止まらない
彼女とのキスは、何だか心地好くて
それでいて、官能的で、
理性を飛ばすには十分だった
そんな私を知ってか知らずか
彼女は少し乱れたその格好のまま
こちらを心配そうに眺めている
そのままソファに押し倒して、
今すぐにぐちゃぐちゃに
掻き乱してしまいたい
そんな、むくむくと
湧き上がってくる汚い欲望を、
無理矢理押し込めると
ふう、と息を吐いた
「本題が、まだだったね
君に、少し手伝って欲しい事があるんだ」
「任せて、なんでも手伝う」
にっこりと微笑んだAに
先程の官能的な姿が重なり
ルーピンは慌ててその姿を振り払った
早まった鼓動は未だ収まらず、
もっと、もっと、続きを、と
心の奥底で続きを求める
欲深い自分がいるのを無視して
ルーピンはAに微笑み返したのだった
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しょこら(プロフ) - はじめまして！素敵な作品すぎてコメントさせていただきます！本当にこの作品大好きで何回も読ませてもらってます！ちなみに今から4回目行ってきます！笑どのキャラの心境も繊細に書かれていて見る度惹き込まれます…これからもusagiさんの作品楽しみにしています！ (2022年1月24日 23時) (
レス) id: a91831a4da (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 拙さん» そう言っていただけて、嬉しいです！これからも御付き合い頂けると嬉しいです:) (2019年12月8日 17時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
拙 - こういうの凄く好きです。色々な人の心情が分かって面白いです。ルーピンもスネイプも大好きなので本当にありがとうございますｍ(｡≧Д≦｡)ｍ (2019年12月8日 15時) (レス) id: c3f8edfab8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年10月26日 14時
