10年愛〜＊sho.hirano＊〜

#17 ページ17

紫耀と交代で入った私が、お風呂から上がるとベットの上で横になっていた



テレビは着いてるけどあまりにも静かで




『眠い？続きは辞めとく？』



「眠い…けど見る。」



『眠かったら無理しないでいいよ。私は明日も休みだけど紫耀は仕事でしょ？』



「でもここで辞めたらなんか負けた気がする、、」




『あはは(笑)誰と闘ってんのよ。』



「ええからつけてー。無理やったら寝るから」




『はいはい。』



2巻目を再生するとシリアスな展開の連続に寝るどころが冴えちゃったみたいで(笑)



「あぁーもう、どうなるん〜！！」


「あかーん！！」


「キャーっ！！」


って、、どっちが女の子かわからないくらい(笑)



結局2巻目も見終わり




「全然寝れんかった…」



『でしょうね(笑)』



「何巻まで借りたの？」



『とりあえず3巻までだけど明日、1人で見るからいいよ？』



「俺も見たい!!明日、仕事終わったらソッコーで帰ってくるから待っとって？」



『え…？そんなに？』



「こんな終わり方じゃ気になって仕事にならんやん」



『わかった、、じゃあ明日続き見ようね。』



明日も一緒に居られるんだって…それだけでこんなにも舞い上がってしまいそうな気持ちを何とか宥めて



「よし！じゃあ目も覚めちゃった事だし…」



『うわぁっ、、』




ベットの上に2人で座ってたはずが突然手首を捕まれて引き倒されていた



『え？この流れで…？』




「じゃあどの流れならええん？(笑)」



『いや、ゾンビの後は無いでしょ？』



「あはは(笑)じゃあゾンビ化した平野に喰われちゃうってことで…」




『…っ、、しょ、うっ…』



ぐぁ〜とか言いながら人の首筋を甘噛みして来るから押し返そうと腕を突っぱねるけど簡単に囚われて頭上で一纏めにされてしまう




「Aええ声で鳴いてや…？」



そこからはもう本当にいいように紫耀に鳴かされて、、



気づけばいつものようにしっかりと腕の中に収まって朝を迎えていた



こんな幸せを知ってしまったらまた1人になる空虚感は何倍にもなって襲ってくるのに



それでも手放せない。例え一方通行の愛でも、、

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