彼氏VSわんこ☆その6 ページ6
最悪や…
今日はテスト週間？とか言うのの最終日らしく昼過ぎに帰って来たAはルンルンで制服から可愛らしい〜服に着替えている
それは…この間、ママに強請って買ってもらったお気に入りのやつやん！！
嫌な予感がする…
足元に擦り寄ってくるぶし辺りにスリスリしながら「クゥーンクゥーン…」と寂しげに鳴いてみる
案の定「紫耀、ごめんね？これから永瀬くんと出掛けるの♪帰ってきたらお散歩行ってあげるから待っててね！」と最も聞きたくない男の名前が出てきた…
足元に追い縋る俺を置き去りにむちゃくちゃ嬉しそうに出かけて行くA…
リビングにある俺専用のベッドで一人(1匹？)ふて寝をする
ママが用意してくれたご飯にも手をつける気になれずに伏せたまま壁時計と睨めっこ
19時30分を過ぎた頃に「遅いわねぇ…」とママが呟いた
(ホンマや！！何時まで連れ回しとんねん！)
「紫耀ちゃん。ママとお散歩する？」
ママも大好きやけど…やっぱAがええから伏せたまま上目遣いで「クゥーン(行かへん…)」と答えた
「そう…紫耀ちゃんは本当にAが好きね(笑)」
そう言って優しく撫でられてちょっとうとうとし始めたらママのケータイが鳴った
「もしもしA？？どうしたの？？え？電車が…？そう、、わかったわ気をつけて帰ってきてね」
電話を切ると
「電車が人身事故で遅れてるから帰れないんだって」と、ママが教えてくれた
ジンシンジコ？何だかわかんないけどAが帰って来れないことはわかった
待ち疲れてふて寝から本当に寝ていた俺は
21時を過ぎた頃にガチャっと扉が開く音に飛び起きて玄関へ走った
「ただいま〜。紫耀〜、遅くなってごめんね〜。」
いつものようにAに飛びつこうとしてやめてリビングへ戻ると散歩用のリードをくわえて玄関へ駆けた
「えぇ〜、紫耀ちゃんこんな時間から行くの〜？」
ママがびっくりして付いてきた
「いいよ。ママ、帰ったらお散歩行くって約束してたからちょっとだけ行ってくる！」
「でもその格好で…？危なくない？」
「まだそんな遅くないしすぐ帰るから！行こう紫耀♪」
俺だってお気に入りの服を来たとびきり可愛いAと歩きたかった…
ただそれだけだったのに…
俺のワガママであんな事になるなんて…
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light(プロフ) - 面白かったです！続編希望です！ (2019年3月3日 9時) (
レス) id: 9a0f22c088 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - まいまいさん» ありがとうございます！違うお話を作っている最中なので落ち着いたら続編も作ってみたいと思います(*＾▽＾*) (2018年6月22日 9時) (レス) id: f9db7a188c (このIDを非表示/違反報告)
まいまい - すごく面白かったです！続編めっちゃ読みたいです！待ってます！ (2018年6月19日 22時) (レス) id: c220495273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice
| 作成日時：2018年6月10日 0時
