検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:27,805 hit

11話。 ページ13

まふまふside


真夜中、ふと目が覚めた。

何でだろ…喉でも乾いたかなんて思いながらリビングへ向かう。



リビングへのドアを開けた瞬間、さあっと冷たい空気に包まれた。


まふ「うっわぁ寒いなぁ…。いろはも居るし暖房点けよっかな…」


細かく温度や時間を設定して、お湯を沸かした。

何だかココアが飲みたい気分になったからね。


温かいココアを飲む。

いろはが近寄ってくる。

パソコンを開く。

動画をみる。



…あれ?

もう明け方か…。


昨日は夕方くらいから寝てたから早く起きたのかもしれないな、全く眠くないもの。

我ながら相当生活リズム狂ってるな〜。

午後から動画撮るのに…最悪。


でもそんな時だった。


「にゃお」

いろはが鳴いた瞬間、不思議な予感がした。


無意識に近い動作でカーテンをそっと開ける。



まふ「雪…雪だよ、いろは!!」


ソファーの上でくつろいでいたいろはを抱っこして窓辺に連れてきた。

でもいろはは興味を示さなかった様で、開きっぱなしのパソコンの方へ。

そしてひと鳴き。


まふ「あっ、動画UPされてる!!」


【歌ってみた】Snow halation【ななせさん。】


そこには間違いなく僕がリクエストした曲が。


まふ「何これ嬉しい…」


明け方な事もあってか、再生回数はまだ0。

記念すべき1再生は僕のものだねw


そしてふとチャンネル登録者数を見てみると、なんと1万人。

初投稿の再生回数は2万5000回になっていた。



曲の方は、一言で表すと『最高傑作』だった。


聴くだけでキュンと心に染みる恋心。

甘すぎず苦すぎず…と言ったような、上質なお菓子のような歌声。

不思議とあの人と重ねてしまって、顔が真っ赤になってしまった。


あ、今日そらるさんでも誘って買い物行こうかな。

また会えることを願って。

『買い物でも行きません?』と、L◯NEを入れておいた。

12話。→←10話。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
137人がお気に入り
設定タグ:歌い手 , 男主 , まふまふ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

恋花レンカ - 面白いストーリーですね!更新されたらまた来ます! (2019年12月31日 20時) (レス) id: 8916eccc14 (このIDを非表示/違反報告)
sky* - 男だとばれたら、どうなるんだろ(笑) (2019年4月3日 0時) (レス) id: 6999f90ab0 (このIDを非表示/違反報告)
響音リリア - 面白いです!今まで見た事の無い設定なので、この先が楽しみです!頑張ってください! (2018年11月21日 16時) (レス) id: 4861b7501c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:林檎紅茶 | 作成日時:2018年11月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。