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??「俺よりも先にお客様が入る可能性だって、」
eml「まあまあ、その辺にしておいてくださいよ、グルッペンさん」
エーミールが割って入る。グルッペンはエーミールの声に気を良くしたようで、今まで背筋をしゃんと伸ばして立っていたくせに、カウンターにもたれかかってその話を聞くことにしたらしい。
eml「うちの副店長、これ以上いじめんといてくださいって。これから学校にメンテナンスに行くんですから」
エーミールもグルッペンと同じような体勢になる。
gr「送るか？」
「いいよ、自分で行けるから」
gr「あそこは俺もお得意さんやし」
高そうな時計をちらと見た。
gr「うちのメーカーの楽器を入れてもらってる。挨拶に行かんと」
大変理にかなった提案だが、同じ車にたった数分だったとしても一緒に乗るのは、私の精神的に大丈夫か心配になってくる。
eml「ええ、ぜひ！」
「なんでエーミールが返事するのよ」
そんなこと言うくせに、私の心は決まっていた。
gr「ほら、行くぞ」
社用車に乗せられ学校へと連れていかれた。その間、何の話をしていたのかは覚えていないけれど、大学の同期が結婚式をしたらしい。グルッペンは一通りその式の内容を話した後、「まあ、俺はあんなの興味がない。それよりも、チャペルのピアノの調律があってない方が気になった」なんて言う。学校の駐車場に車を停め、両脇に停められた車に扉をぶつけてしまわぬよう慎重に開けた。
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Alex(プロフ) - ひすいさん» 感想本当にありがとうございます！すごく嬉しいです…！実習の時に何があったのかとか、tnのパスみなどが出てくると思いますので…少々お待ちくださいませ！ (2022年9月24日 22時) (
レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 今回の作品も学校、部活動から得られる青春の感じも勿論あるのですがその中に不気味で真っ暗な穴の底を覗こうとしているような気持ちが湧き上がってきて、教育実習の時に2人の間になにがあって事件に繋がったんだろう、など色々考えてしまって今から続きが楽しみです (2022年9月24日 2時) (レス) id: 85256ab897 (このIDを非表示/違反報告)
ひすい(プロフ) - 新作、今気づいて拝読させて頂いたんですがとてもゾッとしました。Alexさんの作品で初めて読んだのは「魔女集会で会えたら」シリーズだったのですが、その時からAlexさんの書かれる空気感がすごく大好きで魔女集会シリーズはよく見返しています。 (2022年9月24日 2時) (レス) @page1 id: 85256ab897 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2022年2月13日 21時
