合同任務2 ページ7
『あ、ありがとう〜…なら遠慮なく頂くわねぇ〜…』
この二人と関わるのはあまりよくないな、と在琉は心のどこかで呟いた。
そこから三人で歩いていると炭治郎が口を開く。
「鬼が怖いっていう善逸の気持ちもわかるが、スズメを困らせたらダメだ」
「えっ?困ってた?スズメ?なんで分かるんだ?」
「いや…善逸がずっとそんなふうで仕事に行きたがらないし、女の子にすぐちょっかい出す上に、いびきもうるさくて困ってるって…言ってるぞ」
一部自分に言われてるようで在琉が苦笑いで聞いていると、炭治郎の手のひらにスズメがちょこんと止まっていた。
「チュン」
『あらあ〜可愛らしいわねえ〜』
「言ってんの?鳥の言葉が分かるのかよ?」
「うん」
「ウソだろ?俺をだまそうとしてるだろ!」
そんなやり取りをしていると、上空から鎹鴉が飛んできた。
「カァ〜!カケ足!カケ足!炭治郎、善逸、在琉、走レ!共ニ向カエ、次ノ場所マデ!」
「走レ!走レ!炭治郎、善逸、在琉!」
『あらあ〜合同任務かしらあ〜?』
やになっちゃうわあ、なんて溜息を吐いていると善逸の顔がみるみる真っ青になっていく。
『あら?善逸?大丈夫う?』
「ぎ…ぎゃああああああ!!!カラスが喋ってるうう〜〜〜〜!!!!」
そう叫びながらのたうち回る様はまるで釣れたての魚のようだ。
『まあまあ〜元気ねえ〜』
18人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
alchl(プロフ) - ジュラさん» うわああなってこった!ありがとうございますううう (2019年11月8日 17時) (レス) id: 77ecf8abec (このIDを非表示/違反報告)
ジュラ(プロフ) - 善逸の苗字漢字間違えてますよ!!「吾」No!!「我」Yes!! (2019年11月8日 17時) (レス) id: 7c545174f1 (このIDを非表示/違反報告)
alchl(プロフ) - 古池さん» 教えて頂きありがとうございます!即刻外しました! (2019年11月8日 16時) (レス) id: 77ecf8abec (このIDを非表示/違反報告)
古池 - オリジナルフラグが立ってますよー違反ですから外して下さいねー (2019年11月8日 16時) (レス) id: fc0682df6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:alchl | 作成日時:2019年11月8日 15時