その９９ 硫黄＆アンモニア＆塩素＆臭素 by咲良 ページ40
私は屋上の咲良さんのところに来ている。
『って感じで、無事に最後の怪奇現象も解けたんだ〜』
「よかったね〜それにしても、私が屋上にある時計塔に遺書を置いたのが一連の怪奇現象のきっかけだったとは……。なんか申し訳ない。」
確かに、咲良さんが遺書を置いたことで魔法陣が完成したのが原因だった。
でも彼女がこの事を気にする必要はない。
『大丈夫。だって、この怪奇現象のおかげで……。』
「ん？」
『あ、ううん。何でもない。』
私はなんとなく下界……じゃなくて校庭を見下ろしてみた。
『あ、蒼がいる！アイツこの前、授業中に思いっきりいびきかいていたたんだよね〜』
席が近いのでよく聞こえた。
爆笑をこらえるのが大変だったぜ！
「椿と一緒に吾琥叙のカツラから逃げているけど……。」
『普通に乙……ん？待てよ。ということは、吾琥叙は今……。』
色々と察した。
きっと吾琥叙の頭頂部は燦然と輝いているのだろう。
「どうしてこうなるんだー！！」
蒼は絶叫しながらも必死で逃げている。
その時、蒼の顔にカツラがついた！！！
「目がー！！目がー！！」
某大佐のようになってしまったようだ。
「大丈夫か？この暗黒物質を使え！！」
地味に優しい社長……。
「ありがたいけど、やめておく。それよりも、この硫黄とアンモニアと塩素と臭素のにおいがするカツラを取ってくれー！！」
「それはできない。」
蒼、なんか悟りを啓いたような顔をしてるよ。
＊＊＊
誰かが屋上への階段を上ってくる音がする。
「あなたの恋人が来るみたい。邪魔になると思うから、私は向こうに行ってるね。」
咲良さん、空気が読めるようだ。
『とか言いつつ、すぐそこの時計塔の裏に隠れてこっそり見ているんでしょ？』
「どうして分かったの？」
『いっつも気配を感じるから。』
結構バレバレなんだよね。
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紅葉 - ありがと〜！！！ちなみに、たった今シーズン３公開したぜ☆ (2022年11月18日 8時) (
レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - どうも、元ネタの人です！紅葉ー！！シーズン2完結おめでとう！そして、シーズン3楽しみにしてるねー！！あと、修学旅行楽しみだね！！ (2022年11月17日 17時) (レス) @page45 id: 3dde4bf171 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ニャニャニャちゃんさんさん» 一日おきに投稿の予定ですが、色々と忙しいので遅れる場合もありますm(__)m (2022年10月28日 14時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
ニャニャニャちゃんさん - 次予定でいつ投稿ですか？（返信しなくてもいいです。） (2022年10月26日 18時) (レス) @page36 id: 85490e2255 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 来望さん» コメントありがとうございます！今後の更新も楽しみにしていてください！ (2022年10月24日 21時) (レス) id: 3f4c27677a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2022年8月16日 10時
