その２５ カオスな彫像を発見してしまった。 by椿 ページ27
ー別の日ー
「ってわけで、蒼はめっちゃかっこいいんだよ。」
『今はセコムに入っちゃったけどね。』
「セコムに入っても、顔が良すぎて、諦められないんだ。」
椿……。頑張れ。応援してるぞ。
「分かる。私も林の事を完全に諦めることは……できたかも。」
え、かぐや？
『できたの……？』
「うん！」
『よかったじゃないか！』
それにしてもかぐや、案外あっさりと林の事を好きじゃなくなったね。
ま、それにふさわしい行いをしていた林が悪いのだが。
「でも、芽依と結菜が羨ましいよ。好きな人と仲いいじゃないか。」
椿の言葉に私達は動揺する。
私のすきぴは３人とも知っているが……。
『結菜、好きな人いるの？』
何も聞いていないけど、なんかわかるような気がする。
「べ、別にいないし……。」
「社長の事が好きなんでしょ？」
結菜は否定してるけど、椿の一言に動揺を隠し切れないようだ。
「ソ、そんナことないヨ……。」
これは図星だな。
ここは返答に困っている結菜を助けてあげようじゃないか。
『蒼も林も、セコムになる前は、顔と性格両方ともよかったのにね。』
「そうなんだよっ！蒼は本当に最高だったのに、アイツのせいで……。」
「まあね。私はどうして林があんな奴のセコムになったのかわからない。」
かぐやの視線の先には……。
ドラミング状態のまま硬直している吾琥叙が！
その様子はまるで彫像。
「なにあれ。」
ドン引いた目で吾琥叙を見る椿。
椿の意見はもっともである。
『死後硬直かもしれないね。』
「普通にバグじゃないの？」
なるほど。かぐやの言う通りかもしれない。
＊＊＊
下っ端セコムが一人、吾琥叙に話しかけた。
「吾琥叙様、私が教科書をロッカーにしまっておきましょうか？」
すると吾琥叙がドラミングをはじめた。
今まで硬直していた分、通常の５倍速になっている。
音だけ聞くとドラムロールがなっているのかと錯覚しまうだう。
だが、目をあけてよく見てほしい。
音の発生源は、無表情の吾琥叙である。
どうやら本当にバグでかたまっていただけのようだ……。
その２６ 蒼は壊れてしまった。 by主人公→←その２４ サルゥ!ゴrrrrrrrリラ？チンパンジー！！ by結菜
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紅葉 - ありがとう！！！これからも、KA☆O☆SUな作品を頑張って書くね！！ (2021年10月30日 16時) (
レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ - コサックダンスのネタが面白かったです！！！今日も☆KA☆O☆SU☆ですね！楽しく読ませてもらってます！！ (2021年10月30日 9時) (レス) @page42 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - にょんこさん» ありがと〜！！！！！！ (2021年10月23日 18時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
にょんこ - 奴が元ネタで草。今回も面白かったです！ (2021年10月22日 12時) (レス) @page36 id: cbddf509f3 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - ゆきゆきまるさん» ↓×2:大丈夫ですよ！（^-^） (2021年10月5日 21時) (レス) id: 8d2d9dd216 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉姫 | 作成日時：2021年7月13日 14時
